TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記76】 For The Cyrodiil 【Defense of Bruma #7】






76-01


こちらが突撃を開始したと同時に、ゲートの周辺から次々とドレモラ達が姿を現した。
それを連合軍が正面から迎え撃ち、戦いは早くも消耗戦の様相を呈した。


「前線を崩すな!何としてもブルーマへの侵入を食い止めろ!」

「コロール兵、負傷!誰か衛生兵を!」

「第二ゲート開きました!敵勢力、増援が来ます!」










76-02

「どうなってんだルーキー!数が多すぎるぞ!」

「聞くなよ!俺は別に専門家じゃねえぞ!」

「うろたえるな馬鹿者!ブレイドの底意地を見せるんじゃ!」



とはいえ、敵の数は圧倒的だった。
ゲートが開く度に敵の増援も更に強力になり、戦場経験のない連合軍が
次第に押されていくのは時間の問題だった。


「第三ゲート開門!敵増援、まだ来ます!」






76-03

「友か。無事か?」

「何とかな。しかし不味いぞこれは…グレート・ゲートが開くまで保つか?」

「くっ…どうやら私は奴らを甘くみていたか」

「泣き言は終わってから言おうぜ」

「そうだったな。しかしこの数はどうにもならんッ!」

「ここにきて手詰まりか…」

「止むを得ん…一度ブルーマまで撤退して態勢を立て直して―――」

「いや、ここで止めなきゃどの道ブルーマが食われる。アンタだけでも逃げろ」

「ここまで将兵を道連れにしといて自分だけ生き残る訳にはいかないだろう!」



マーティンの気持ちは解るが、ブルーマごとマーティンを消し去る事が連中の真の狙いなのだ。
道連れにする訳にはいかない。

しかし、マーティンを気絶させてでも連れ出そうか考え出したその時、
戦場の騒音すらかき消す、よく通る声が響き渡った。







「マーティン・セプティム!
臣と共に民の為皇帝として戦う覚悟、
確かに受け取った!」














***















76-04

「我らが帝となる男の器に見合うべき振る舞い、しかと見させてもらった!
此度は我が紋章にかけて汝を守ることを誓おう!」

「白馬の紋章?!レヤウィンの援軍か?」

「違う、あれは――――」













76-05

「白馬騎士団、マゾーガ・ザ・オーク
只今到着!」














76-06

「マゾーガ!?何でここに!?」

「人が悪いぞ相棒。シロディールの危機と知っていればすぐにでもお前に助力したものを」

(お前が人の話を聞くタチかよ…)

「何か言ったか?」

「いや。何も」

「ともかく、このマゾーガと白馬騎士団、陛下の軍列に加えさせて頂く!」

「是非もない。感謝する!」

「なに、シロディールの騎士ならば当然の事。それに、助太刀は私達だけではないぞ」

「なんだって?」














76-07

「全軍、陛下へ剣、捧げ!」

「フラー!」


「あ、あいつらは…」











76-08

「ファルウィル・インダリスと茨騎士団、
義によって助太刀いたす!」

「フラー!」


「ありゃあ…シュイディンハルのバカ息子!?何でここに」

「バカで結構!」



言葉の意味を解ってるのかいないのか、ファルウィルは元気に俺に叫び返した。






76-09

「父上たちには止められたが、同志が戦地に赴くというのに何故私だけ安全な所にいれようか!
我が茨の紋章の誇りにかけて、シロディールに害を為す悪鬼どもを正義の剣で斬り裂いてみせよう!」

「相変わらずだな…」

「それは違うぞ同士。貴様のお陰で私は自尊や虚栄心を飾るためのものではない、
真の正義に目覚めたのだ!もはや口先だけの騎士でないこと、たっぷりとご覧いただこう!」

「…だ、そうだ」



相変わらず回りくどいファルウィルの言葉を代弁する様に、傍らのブレマンが
ばつが悪そうに頭をかいた。

「アンタの事を聞きつけて飛び出した団長を追っかけてきたら
うっかりこの場所に居合わせちまったって訳さ。
ま、勘弁してくれよな」


「お前ら…」











「随分盛り上がってるみたいね。私達も名乗った方がいいかしら?」

「その声…なんでアンタが?!」







76-10

「そうよ。ター=ミーナと魔術師ギルド、
加勢するわよん♪」







76-11

「魔術師ギルドがどうして!?帝国の戦争行為には参加しない筈じゃあ?」

「相手が人間以外なら別よ。ウチのガクチョーが頭の堅い議会を口説いてくれたお陰だけどね。
もっとも、そのガクチョーに説得させるよう仕向けるのにア・タ・シもヒトハダ脱いだんだけどね」



ウフフ、とミーナは大きな瞳で薄気味悪いウインクをしてみせた。
一体どうやってアルケイン大学の学長を口説いたのかは聞かぬが華だろう。


「坊やとボーちゃんのお陰でデイドラの研究も認められたっていうのに、
コレに恩を着ない訳にはいかないものね。全力で協力させてもらうわ」

「・・・ボーちゃん?」

「ミーナ、流行らすなよ!絶対流行らすなよ!」



振り向いたら、ボーラスが顔を真っ赤にして怒っていた。
この二人は以前なにがあったんだろうか・・・。










「さて、役者が揃ったようね。魔術大学産のもやしっ子たちの本領、見せてあげなさい!」

「遅れをとるな!白馬騎士団、前へ!」

「勇者たちに続け!茨騎士団、突撃!」

「フラー!」



3勢力の介入により、戦況は再び盛り返した。


「友よ、彼らは君が旅先で出会った友人たちなのだな?」

「あぁ。まさか来てくれるとは思わなかったぜ」

「シロディールの民は皆オブリビオンの恐怖に怯えて城塞の内側に引きこもっているばかりだと聞いた。
…よくぞ皆を繋いでくれた。この戦、勝てるぞ!」



マーティンは剣を掲げ、声高らかに叫んだ。


「連合軍!援軍に遅れを取るな!
今こそシロディールはひとつになる時だ!」



マーティンの檄に呼応するかの様に戦場のあちこちから怒号が巻き起こった。


もはや自分だけが被害者ではなく、
自分たちだけの戦いではない。
それぞれが、それぞれの平和の為に。

少なくともこの戦場では、間違いなくシロディールはひとつだった。


「伝令!前方に今までと違う巨大なオブリビオンゲート確認!」

「来たか!」







76-12

それは門と呼ぶにはあまりにも巨大だった。

そこにある全てを呑み込まんとする巨大な空洞。
グレート・ゲートが遂に俺達の前に姿を現した。





76-13

「…友よ。我々はこのまま戦線を維持する。行ってくれるか」

「俺たちだけで?戦況が持ち直したとはいえ、まだ早くないか?」

「こうしてる間にもグレート・ゲート内では攻城兵器の用意が進められている筈だ。
それまで出てきてしまったら我々はもはや為す術がない」

「リミットは?」

「私の見立てでは…恐らく20分といったところか。
だが、君は間違いなくシロディールで最も多くデイドラを葬ってきた戦士だ。
アレを少ない手勢で落とせるのは君とエキドナ嬢しかいない」

「しかし、まだ敵の増援も来る。戦線を維持するにはまだ―――」

「1人2人減ったって変わりゃせんわい!」







76-14

「爺さん」

「この程度単なる力押し、ワシらが食い止めている間に早くシジルストーンを取ってくるのだ!」

「お前を酔い潰さなきゃいけねんだ。必ず帰ってこいよ!」







76-15

「ヒーローは相棒に譲る。…必ず帰ってこいよ」

「そーいう事よ。陛下は私とボーちゃんに任せなさい」

「シュイディンハルでの借り、ここで返す!早く行け同志よ!」

「伯爵婦人の信頼を違えるつもりですか!さぁ!」







76-16

「…熱血キャラじゃない筈なんだけどなぁ、俺」

「仕方ないです」

「仕方ないか?」

「私達2人で終わらせたいと言ったのは、マジェラではないですか」

「なるほど」

「言ったからには、仕方ないですね」

「…やれやれ、世の中仕方ないことだらけだぜ」







76-17

「行くぞエキドナ!」

「はい!」














注釈



●オークのマゾーガ

レヤウィンの遊撃部隊、白馬騎士団の団長。
ただしまだ団員はいない。
今回一緒に来た兵士達はブルーマでの決戦の報を聞いたマゾーガに迫られ
否応なくついてきたレヤウィンの衛兵たちである(涙)

以前マジェラ達に親友の仇討ちを半ば無理矢理手伝わせた事が縁で親しくなり、
レヤウィンでの仕官の際に再び彼らの協力で騎士になる事が出来た経緯から
マジェラを相棒と呼び慕っている。

Mazoga The Orc(オークのマゾーガ)は彼女の通り名。
そのままではあるが、シロディールでは珍しいオーク出身の騎士である事から、
オークである事自体が既に彼女の特徴として認知されているのだろう。

左手に持ったレヤウィンの盾はレヤウィン公カロ伯爵から正規に騎士としての
叙勲を受けた証であり、彼女の誇りでもある。



●ファルウィル・インダリス

シュイデンハル領主、インダリス公の息子。
自ら団長を務める「茨の騎士団」の設立者だが、その実情は貴族のボンボン達が
ほとんど趣味で集まったサークルのような集団で、特別強い訳ではない。

以前その虚栄心からロクに戦った事もない団員たちを率いて無謀にもオブリビオンゲートに
突撃、副団長のブレマンを残して茨騎士団は全滅し、ゲート内で孤立してしまったが、
ブルーマへの援軍要請を取り付ける為に旅を続けていたマジェラ達がたまたま通りかかり、
彼らを救うことになる。


ブルーマ防衛戦にマジェラが参加している事を知り、単身城を飛び出す。
ブレマンも慌ててその辺の衛兵を呼び集めて追いかけるハメになり、今に至る。
彼が相変わらず苦労している所を見ると、ファルウィルがあれからどの様に反省したのか
今の所謎である(何)



●ター=ミーナ

帝国の頭脳とも呼ばれている「アルケイン魔術大学」に勤める研究者の1人。

学内におけるデイドラ神話の研究の第一人者だが、その性質上、
デイドラ魔術にともなうリスクや宗教上の理由から他からは煙たがられていたものの、
今回のオブリビオン騒動で皮肉にも再評価されることになった。

ブレイドの隠れた協力者であり、以前から帝都に潜伏していたボーラスとは親しかったほか、
ミシックドーンの聖地の場所を割り出す為にマジェラに協力したこともあった。

アルケイン大学は魔術師の研究を保護する観点から帝国の政治に表向き干渉しないことで
独自の自治権を保ってきた為、今回のオブリビオン騒動に関しても消極的であったが、
ター=ミーナを初めとしたオブリビオンに対する危機感を強めた魔術師達の声が
強くなってきた事から特例として彼女達の出陣を認めた。


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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/09/03(木) 23:49:44|
  2. RP小説-メインクエ篇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

増援が有名所すぎる!

増援部隊が精鋭すぎるw
大学にレヤウィン、えっとだれだっけ?が参戦してくるとは。
登場の仕方がかっこよすぎますぞ!
俺もちょっとブルーマに増援行くわw
ではでは、シャドウハイチュー
  1. 2009/09/04(金) 15:29:53 |
  2. URL |
  3. 件 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 増援が有名所すぎる!

> 増援部隊が精鋭すぎるw
> 大学にレヤウィン、えっとだれだっけ?が参戦してくるとは。

1都市につき増援2人とか少なすぎるだろ!…と思ってたので一度やってみたかったんですよ。
やはり最終決戦に今まで出会った人達が加勢に来てくれるのがお約束だろうとw

各ギルドクエストもクリアしてたら編集が大変な事になってましたが…^^;
  1. 2009/09/04(金) 20:50:33 |
  2. URL |
  3. 天気輪 #-
  4. [ 編集 ]

おおおぉぉぉ・・・

マゾーガ・『ジ』・オークが英語的には正しいかな・・・
ファルウィルの傍らにいるにはイニアスじゃなくてブレマンかな・・・

とかどうでもよかろうもん!熱い!熱すぎる!修造も真っ青だ!
あぁ、目から熱情の律動が・・・

過去編もあったし、マゾーガ登場は予想していたけど、
まさかバカボンにミーナ女史までとは・・・らめぇぇぇ!熱くて溶けちゃうぅぅぅ!

予想の斜め上をマッハ2くらいで飛び越えて行かれました。
  1. 2010/06/09(水) 23:28:24 |
  2. URL |
  3. 一読者 #2NKnmN5w
  4. [ 編集 ]

Re: おおおぉぉぉ・・・

ネイティブ的にはザもジもあんまり意識して発音してる訳ではないらしい・・・
とトニー・ラズロさん(byダーリンは外国人)も仰ってたのでここではあえて
「ザ」で書いてました。

なんとなく、マゾーガ・ジ・オークだと響きが悪役っぽいなぁと思ったのは
私だけでしょうか。私だけでしょうね。

イニアスは完璧に当方のミスです…ご指摘の通りブレマンですねorz
イニアスって誰だよ。どこから出てきたんだよ…。


>増援イベント

実はブルーマへの援軍クエを尺の都合で大幅にカットした為、
初期のプロットではオレインやハシルドア伯爵、グレイフォックスまで登場するという
物凄い大所帯になる予定でした。
当時の撮影の苦労を考えるとその辺のストーリーをカットして良かったと今では
思います(笑)
  1. 2010/06/10(木) 20:49:38 |
  2. URL |
  3. 天気輪 #-
  4. [ 編集 ]

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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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