TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記71】 グレート・シジルストーン 【Defense of Bruma #2】

「楽園への扉を開くための最後のアーティファクトが判明した。
その為に私自身を囮として、ブルーマにグレート・オブリビオン・ゲートを降臨させる」

「…何だって!?」



マーティンの意外すぎる発言に、流石に俺も声を荒げざるを得なかった。


「今までそのグレート・ゲートを連中に開かせない為に『楽園』への道を探ってたんだろう?」

「あるいは、マンカー・キャラモンを直接倒す為にな」

「本末転倒もいいとこじゃねぇか!あれが開いたらどういう事になるのかは
アンタの方が解ってるだろう!」

「解っている!あれほどの惨劇を忘れようものか!!」



初めて聞いたマーティンの怒声に、俺は思わず身を竦めた。











71-01


「…すまない、友よ。私もその事は充分に理解している」


冷静さをかき集める様に、マーティンは大きく息を吸った。


「…だが、それしか方法がないのだ。『楽園』への扉を開く為の最後の鍵は、
そのグレート・ゲートの力の源となっている」

「…ゲートの力の源?それってつまり―――」



俺の確信を汲んで、マーティンは「そうだ」と頷いた。


「オブリビオン・ゲートを現界に固定する力。つまり、シジルストーンだ。
我々が今まで集めたアーティファクト―――ナインの血とディードラ神の血が対極の存在である様に、
ウェルキンド・ストーンにも対となる力が必要なのだ」



マーティンはアイレイド・ストーンが現界で作り出されるマナを凝縮した物であり、
同じ様にシジルストーンがオブリビオン界で作り出された現界とは異なる性質のマナが凝縮された、
対極の魔力を秘めたものである事を俺達に告げた。


「なら、シジルストーンなら幾つか持ってる」

「今までゲートを破壊した時に得た物だな。だがそれだけでは無理だ。
大ウェルキンド石と対極かつ対等の魔力を得る為には更に強力なシジルストーンの力が必要なのだ」

「…なるほど、そういう説明なら俺も読めてきたぜ」



それまで俺達のやりとりを傍観していたボーラスが口を開いた。


「つまり、ごっついグレート・ウェルキンド・ストーンをブチ込まれても耐えられる嫁さんは、
普通のオブリビオン・ゲートよりデカいグレート・ゲートのシジルストーンしかないって訳だ」

「例えは下品だが、まぁそういう事だ。…だが男女の例えが逆じゃないか?」

「庶民の間じゃ女は魔物と相場が決まってますぜ、殿下」



張り詰めた場を和ませようとするボーラスの軽口に苦笑しながら、マーティンは説明を続けた。


「ボーラスの言う通り、通常のオブリビオン・ゲートより強大な
グレート・ゲートの現界にはより強力な魔力が必要な筈。
奴らがクヴァッチを破壊した後、グレート・ゲートを閉じて通常のオブリビオン・ゲートを
置き換えた事からもそれは明白だ。
恐らくはグレート・ゲートは奴らにとって攻撃用の門なのだ。
私はクヴァッチ襲撃の際にグレート・ゲートから攻城兵器が現れたのを見た。
あれは凄まじい兵器だった。一晩でクヴァッチを廃墟に変える程のだ」






オブリ門1

「だが、恐らくあれに使われているシジルストーンは通常の物よりもずっと強力な魔力を秘めている筈だ。
クヴァッチを破壊後、奴らがグレートゲートを閉じ、代わりに通常のオブリビオンゲートを
占領の為に置いていたのは強大なグレート・ゲートは消耗が激しく維持に向かないせいもあるだろう。」

「しかし、それはあくまで推測なのではないですかな、殿」



これはジョフリーだ。


「確かに推測に過ぎないが、この数日間、大ウェルキンド石に秘められた魔力を測定し、
あの惨劇でクヴァッチに最初に降り注いだ攻撃の被害から推察したグレート・ゲートの
魔力を比べてみた私の結論だ。
間違いなくグレート・ゲートにあるシジルストーンはかなり強力なものだ。
さしずめ、グレート・シジルストーンとでも呼ぼうか」



淀みなく答えるマーティンに、ジョフリーはううむ、と唸った。


「…よろしい。ブレイドはいかなる時も貴方と共にあります」

「爺さん!?」

「マスター、本気ですかい?」

「聞いたろうボーラス。この老骨の耳をもってしても殿下の仰る事は疑い様がない様だ。
最終的に『楽園』におるマンカー・キャモランを討たねばこの戦いに終わりは来ぬのであれば、
あえて地獄の門を開くのもやむを得まい」



だがジョフリーは「しかし殿下」、と切り口を変えた。



「ならばこそこの戦い、我々とブルーマに集まった連合軍に任せ、
安全なこの場所に避難しているべきです」

「私を最初に皇帝と呼んだのは君だぞ、ジョフリー老」



やや意地悪な顔で、マーティンはニヤリと笑った。


「私が皇帝となるのならば、それに相応しい行動を執るべき時だろう。
私が動いたとなれば、ミシックドーンも攻勢を仕掛けて来る筈だ。
連合軍もいつまでもこの地にいられる訳ではない。
奴らを挑発し、グレートゲートを召喚したところを一気に叩く」

「ですが…!」

「…今までは現れるゲートを君達や友が叩くしかオブリビオンの脅威を取り除く方法はなかった。
だが、それだけでは奴らに辿り着くことは出来ない。そうだろう?」

「・・・」



ジョフリーがやむなく押し黙ったのを見て、マーティンは俺とボーナムを振り返った。


「次は我々が攻める番なのだ―――解って欲しい。
これはどこかで我々をあざ笑っているマンカー・キャモランに一太刀浴びせる為の最初で最後のチャンスなのだ」



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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/08/30(日) 22:17:26|
  2. RP小説-メインクエ篇
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天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
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