TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記68】 カロ伯爵 【白馬騎士団 #6】

「ブルーゴッ!もはや後は貴様だけだ!」

「吠えるなヒヨッコがぁっ!」



俺達が雑魚を片付けた後、戦いはマゾーガとブラック・ブルーゴの一騎打ちとなった。
怪力を自慢にするオーク同士の戦いは見る物を圧倒する迫力があった。

昔とはいえマゾーガと手を組んでいただけあり、ブルーゴの腕前も流石だったが、
ドレモラ達と対等に戦える力を身に着けたマゾーガの方が力では一歩上回っている様だった。





「この馬鹿力がッ…いつの間に鍛えやがった!?」

「友の教えと騎士の誓いが私を強くした。最早私の剣は血を浴びた数だけで作りあげたものではない!」

「小癪なッ!」


ブルーゴはマゾーガの剣をクレイモアの重量で強引に払いのけ、大上段に斬りかかった。
対してマゾーガはそれに合わせて剣を振り上げ受け止め―――たかに見えた。

マゾーガの剣筋が途中で軌道を変え、がら空きになったブルーゴの腹をめがけての突きへ変化した。
その強烈な一撃は鎧を貫き、ブルーゴの身体を完全に貫通した。


「なっ…フェイント…だと…」

「言ったろう…もはや私はただ力を撒き散らす血まみれマゾーガではないと」

「クク…まだこれからだ…ぜ…俺の仲間がいつかお前…を…」



殺す、とでも言いたかったのだろうか。
その言葉を最後に、黒弓団首領、ブラック・ブルーゴは絶命した。




68-01














***
















68-02

「良くやってくれた、若きブレイド。君の協力に心から感謝する」

「感謝ならマゾーガに言ってくれよ」

「彼女ならもう行ってしまったよ。白馬騎士団の宿舎を見に行くと言ってな」



俺達が事の一部始終をカロ伯爵に報告すると、彼はにこやかにそう答えた。


「白馬騎士団…?そりゃまた大層な名前にしたな。
マゾーガだけの独立部隊になる予定だって聞いてたが」

「今はそうだ」

「今は?」

「帝都は今回のオブリビオン・クライシスで何もしてくれんかったからな。
レヤウィンの平和はレヤウィンの民で守る。
いつか白馬騎士団は種族や身分に関係なく、志を持った遍歴騎士達によって
構成される事となるだろう」

「…伯爵」

「うん?」

「アンタ、シロディールで差別者意識の強いオークを自分の下に置いて制御できるのか、
元ならず者共を寄せ集めた軍隊を組織できるのかどうか―――
『それ込み』で、マゾーガを試したな?」

「さて、何の事かな?」







68-03

「九大神の布教によるインペリアルへの帰化計画が始まってから
レヤウィンは幾らかマシにはなったって聞いたが、多くのカジートやオークが職にあぶれ、
ブラックウッドの野盗になり下がる奴は未だに後を絶たない。
野放しにして無法者になっちまう位なら自分で抱え込んで戦力にしちまった方がいい。
ひいてはレヤウィンの自衛力の増強、失業者の盗賊化問題も減って一石二鳥だ」

「白馬騎士団はその為だと?」

「かつて山賊の一味だったマゾーガの今回の活躍は、あんたの家臣連中を納得させるには
充分な戦功だ。加えて力を持て余してる貧民層のゴロツキ共にも希望を与えるニュースだろう。
違うか?」

「さて、どうかな。私はマゾーガ卿の忠義を試してみただけさ」



そう言って、カロ伯爵はいつもの曖昧な笑みを浮かべた。






68-04

「…食えねぇ親父だ」

「自己弁護するつもりは無いが、私は君が思っている程画策家ではないよ」

「あん?」

「レヤウィンは多くの人種が行きかうシロディール南部の交易の要所であるにも関わらず、
君の言う通り差別や偏見も未だ後を絶たない。
外から来た者や亜人種を低い地位に追いやるシロディール古来からの悪い風習だな。
…だが、レヤウィンでは彼らは領民の半数を占める。
それを全て使いこなさずスネさせる事しか出来ない様ならば領主としての器が知れると言う物だ」

「・・・」

「インペリアル化政策もその一環だ。
彼らにシロディールの流儀や作法を教えて人種間でのギャップによる諍いを抑えるためのな。
…私はマゾーガ卿にレヤウィンの悪循環を断ち切る希望を見た。
色々と間違った知識も身に着けてしまっているが、彼女は言ったのだろう?
『騎士の事など何も解らない。だが学んでみせる』と」

「あぁ」

「今まで自分が受けてきた不当な扱いや憎悪を退けて、だ。
彼女が仇を討とうとした友人はよほどいい師であったのだろうな。
…だが、私個人の判断で、それだけで彼女を信じてしまうには、色々と政治が邪魔をするのだよ」

「伯爵…」

「レヤウィンは変わっていく。
ブラックウッドの闇の中から生まれた一人の女騎士とともにな。
それでこの街が発展していくのなら、私は領主として協力を惜しまないつもりだよ」



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  1. 2009/08/26(水) 04:26:21|
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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
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