TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記55】 ミスカーカンドへ 【Miscarcand #1】

55-01

教会。
グレート・ウェルキンドストーンを手に入れるため古代アイレイドの地下都市、
ミスカーカンド遺跡に向かった俺達はその途中で通り道にあったクヴァッチを訪ねた。

別にここに来る必要なんか何も無かったが、ただ…
クヴァッチの城塞が見えてきた時に、何となく素通りする事ができなくなってしまったのだ。

シロディールで唯一デイドラに滅ぼされた、惨劇のはじまりとなった都市。
思えばマーティンと出会い、全ての歯車が動き出したのもここからだった。

あの日と同じ様に、今日もクヴァッチは雨が降っていた。



「…多くの恐るべき研究の果てに、私は大いなる火を生み出した。そして悟った。
『われは死神なり、世界の破壊者なり』」

「なんですか、それ」

「遠い国の魔術師の物語…だったかな。
彼は自分の研究を追及した果てに、一瞬で城ひとつ燃やしつくす程の魔術を編み出した。
そして自分の行いに恐怖した」

「・・・」



55-02

「魔術師はどこにでもいる善良な男だった。自分の所業に激しく落ち込んだ彼は
その後急激に老け衰えて死んだ」

「…どうかしたんですか?」

「いや…クヴァッチの雰囲気に当てられたかな。
行こう。マーティン達が待っている」







55-03

「・・・」













***














55-04

俺達はそのままクヴァッチを後にして、ミスカーカンドへ向かった。
マティウスの所へ顔を出そうかとも思ったが、今はその時ではない様に思えた。
クヴァッチにはこれからブルーマで始まるだろう戦いに参加する余裕など無いだろう。
顔を見せるのは逆に酷かもしれない。


「アイレイドの遺跡に入るのは久しぶりですね」

「元々、シロディールが元祖みたいだからな…他所じゃ数える程しか無かっただろう」

「…どうしました、マジェラ?」

「その、」



色々考えていたのが顔に出てたらしい。
エキドナには言い繕っても仕方ないので、仕方なく俺は白状した。


「これからアイレイドの遺跡を盗掘する訳だが…その、嫌じゃないか?」

「私が彼らの文明の遺産である事を気にしてるのですか?」



問題ありません、とエキドナはいつもの無表情で答えた。


「私にはアイレイドに関する『条件付け』はかけられていません。敵性識別も正常に行えます。
以前他のアイレイドの都市遺跡の調査にも同行した事をお忘れですか?」

「いや、覚えてるさ」

「私に強制力を持つのは契約者である貴方だけです、マジェラ。
創造主の下に帰ったからといって誤動作を起こす事は有り得ません」

「あぁ…」


そういう事を聞きたかった訳ではないのだが。
エキドナには自分のいわば生みの親であるアイレイドに対する感慨は無い様だった。

逆に俺は意識せずにはいられなかったが。
アイレイド、都市遺跡、巨大なウェルキンドストーン。
ここまで条件が揃っていれば嫌でも思い出さない訳には―――






55-06

「…あぁ、やっぱりそうか」

「?」

「以前に学者から聞いた事がある。アイレイドの都市のつくりにはある程度決まったパターンが
幾つかあってその場所と構造が儀式的な意味を持っているんだと」

「同じ構造の場所に来た事が?」

「あぁ、目当てのモノがあるのも間違いない。行くぞ」







55-07

見間違えようがない。忘れよう筈もない。

あの頃の俺はまだ冒険者として駆け出しで、今よりもずっと未熟で
死にモノ狂いで遺跡を探索した。

その果てに。
俺達は出会ったのだ。














注釈



●『われは死神なり、世界の破壊者なり』

核の無い世界、なんて正直無理っぽいよなーと思ったりはするんですが、
そういう事を声高に叫ぶ人がいるのは悪い事じゃないなぁと思ったりする今日この頃。

今更ですが、この物語はフィクションで創作部分を多く含みます。実際の人物や歴史とは
一切関係ありません。











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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/08/11(火) 16:33:50|
  2. RP小説-メインクエ篇
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