TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記54】 Blood of the Divines (神々の血筋) 【oblivion】

ブレードの使者として、シロディールの各都市に援軍を要請する為に
(あるいは各地のオブリビオン・ゲートを封印する為に)各地を回っていた俺達は
ブレイドの「草」から突然戻ってくる様に言い渡され、クラウドルーラーに帰還した。




54-01


「急に呼びつけて一体どうしたんだ…ってまた本が増えてないか。ちゃんと寝てるかマーティン?」

「君がゲートの傍で休みを取る時と同じくらいはな。それよりもザルクセスの書の解析が進んだんだ」



以前俺達は、ミシックドーンの教祖マンカー・キャモランが住む楽園の扉を開くために
幾つかの手続きが必要であることを知り、その為の儀式に必要な触媒のひとつである
デイドラの神の血を求めて、俺達はデイドラ神アズーラから彼女の血で作られた魔石を手に入れた。
(とは言っても、マーティンが気付いたのは手に入れた後で、まったくの偶然ではあったが)

マーティンの話によれば、更に儀式を進める為に必要な残りの道具の正体が解ったのだという。



「まずひとつは、デイドラの血と相反するもの。つまりディバインの血だ」

「ディバイン?」

「ナイン・ディバインと言えば解るかね」

「九大神の事ですね」



エキドナの応えに、マーティンは「そうだ」と頷いた。

九大神!?今度はこの非常時にも出張ってこないナインの血を採ってこいってのか!どうやって!?


「そう焦るな友よ。無い物をねだって君を呼びつけた訳じゃないさ」


よほど俺が間抜けな顔をしていたのか、マーティンは俺を落ち着ける様に微笑んだ。


「よく思い出してくれ。9番目のナインは元は人間だったんだよ」

「タロスですね」

「君はよく勉強しているな」

「マジェラに出来ない事をするのが私の使命ですから」

「待て、それじゃ俺が馬鹿みたいじゃねーか」

「本当は出番が欲しいからです」

「ぶっちゃけるなッ!」

「ははは、友はいい伴侶を持って幸せだな」

「茶化すなよマーティン。こいつは相棒だ」

「べ、別にアンタの為にやってる訳じゃないんだからねっ!」

「…また何か悪いもの読んだろう」

「あぁ、『瞬間、Forty Power重ねて』の回だな」

「まさかいきなり共同生活フラグとは思いませんでした」

「その成果があのツインキックだからな。あの作家はまさに神がかっているな」

「合わせないでくれマーティン。尺が長くなる…」



気を取り直して、マーティンは話を続けた。


9人目の神、タロスは現在の皇帝の血統であるセプティムの始祖、タイバー・セプティム
(つまりはマーティンのご先祖様)が、死後その栄誉を称えられて神格化され、
九大神の仲間入りをしたという異例の人神だ。

つまり、マーティンは彼が戦時中身に着けていた鎧ならば、タイバー…つまりタロスの血が
付着してるのではないかと考えたのだ。

しかしタイバー・セプティムの鎧が安置されている聖地であった筈のサンクル・トアには
いつしか悪霊が住み着く様になり、タイバー帝が最初に送り込んだ4人のブレイドが
そこで消息を絶って以来、サンクル・トアへ行って帰ってきたものは1人もいないという
魔境になっていた。


「そこで友に白羽の矢が立った訳だ。理由は解らないが君にはザルクセスの書の影響を
ものともしない程に呪いに対する抵抗力がある様だからな」

「人使いが荒いのはいつもの事だが、今度ばかりは仕方ねぇな…」






54-02

サンクル・トアに辿り着いた俺達を待っていたのは、おびただしい数の亡霊たちと
アンデットと化した古代のブレイド達だった。

彼らの剣技はボーラスと比べても遜色が無いほど、いやそれ以上に卓越したものだったが、
テンペストブリンガーが銀製の剣だったのが幸いした。





54-03

彼らを打ち倒すと呪縛が解けたのか、正気に戻ったブレイドが亡霊となって俺達に語りかけてきた。
彼らの話によれば、死んだ筈だった彼らの仇敵ズリン・アークトゥスがアンダーキングとして復活し、
打ち負かされたブレイド達は彼の呪詛によってこの地に縛り付けられてしまったのだという。

アンダーキング自体は既に消滅している物の、サンクル・トアを包む彼の呪詛は未だ消えず、
タイバーの鎧が安置されている部屋も魔法の瘴気に遮られて入る事が出来ないという。

ブレイドの亡霊は任務を果たす為にも、アンダーキングに共に挑んで敗れた
残り3人のブレイド達も解放して欲しいと懇願された。


「奴らを弔えば何とかなるのか?理屈はわからんが」

「呪っている者…術者が居ないのに呪いが継続してるのであれば、何かの仕組みがある筈です。
この神殿にかけられている呪詛はアンダーキングに敗れた彼らの無念が要になっているのかも」



俺に出来ない事をやると言い退けるエキドナだ。こと魔術方面に関しては間違いないだろう。
俺は各所で守りについていたスケルトン化したブレイド達を倒して周り、彼らを解放した。






54-04

「新しきブレイドの魂によりもはや我らの霊気は生前以上に清められた。
今こそ陛下の命に従い、忌まわしきアンダーキングの呪詛を打ち払わん!」


正気を取り戻した彼らは力を合わせ、サンクル・トアを覆う邪気を打ち払わんと気勢を上げる。
その荘厳な祝詞と共にサンクルトアの奥の間を覆っていた瘴気が霧散した。





54-05

「我らの任務は完了した。これで恥じることなくアェセリアスに旅立てる。さらばだ」


そう言って、ブレイドの霊たちは次々と闇の中へ消えていった。
任務を成し遂げた彼らは、満足して成仏していったのだろうか。






54-06


俺達はそのお陰でついに神殿の最深部へ到達し、無事タイバー・セプティムの鎧を持ち帰ったのだった。















***


















54-07

「でも、いいのか?一応英雄王の遺品だろ?」


俺が素朴な質問をぶつけると、マーティンは君もか、と苦笑した。



「ジョフリー老にも言われたよ。ブレイドのグランドマスターは代々あの場所の管理人だそうだ。
心配しなくても必要なのは鎧に付着してるディバインの血だけだ。
必要な物を採取したらこれは彼に預けるよ。
ブレイドが持つタイバー・セプティムの聖遺物への見解は、聖職者並に厳しいらしいからね」

「そりゃ、爺さんも喜ぶだろうな」


そうでなくても、数世紀ぶりに日の目を見る事になるセプティム朝初代皇帝の鎧だ。
帝国にとってもこれは快挙だろう。

それで、とマーティンは神妙な面持ちになり、話題を変えた。


「解読が進んで3つ目に必要な物が解ったんだ」

「今度はアカトシュの尿瓶か?それともマラカスのクソか?」

「今回はそこまで突拍子もない物じゃないさ。…入手が難しい場所にあるのは同じだがね」

「なんなんだ?」

「グレート・ウェルキンド・ストーンを手に入れてきて欲しい」



…何だって?


「あぁ、友は異邦人だから知らないかも知れないが、
古代のシロディールはアルドマーと呼ばれるエルフの始祖達が築いた
アイレイドと呼ばれる魔法文明に支配されていてね、その名残で
未だ各所に跡を残している彼らの都市の遺跡から
時々ウェルキンド・ストーンと言う物が発掘されるんだ。
これには膨大な魔力が凝縮されてるため魔術師や神秘主義者たちの間で
高値で取引されるんだが…」


いや、そんな事は知ってる。


「それよりも更に強大な力を秘めているのがグレート・ウェルキンド・ストーンだ。
キャラモンの様な大魔道士ならともかく、我々が楽園の門を開くにはかの石に蓄積されている
膨大な魔力が必要なんだ。それでその石の在り処なんだが
…友よ、どうかしたかね?」

「いや…」






54-08

「…という訳で、仇を討った彼女は簡潔に私達に礼を言ってその場を去りました」

「へぇ、クールだねぇ。で、さぞかし美人なんだろ?そのマゾーガって女は!?」

「女性の美醜は私にはよく解りませんが、きっとボーラスの様な逞しい男性は好みだと思いますよ」

「ヒュウ!次の休暇はレヤウィンに決まりだな!」







54-09

「…どうもアイレイドとは縁があるみたいでさ」













54-10

(…なぁ、少しはアンタ達の理想に近づけたかな・・・?)








注釈




●×マンカー・キャラモン ○マンカー・キャモラン

ゲーム中でその辺の本をたまたま読んだ時に気付きました…勘違いその2。
以後キャモランで統一します。誤字ってレベルじゃねーぞ!


●ディバイン

Nine Divine=九大神の意。普通はナインと略されるのが一般的。


●タロス

帝国第二期(2nd Era)にタムリエル全土を統一し、混乱していた世界に平和をもたらした英雄王、
タイバー=セプティムが死後神格化され祭り上げられた英雄神。
彼の登場によりそれまでEight Divine(八大神)と呼ばれていたのがNine Divine(九大神)と
呼ばれる様になった。

後世では先のアカヴィリ侵略戦争で活躍したレーマン=シロディールとも混同されている。
彼もまたモロウウインド以外のタムリエル全土を征服した英雄として名が高く、
あの王者のアミュレットを作り出した人物でもある。

但し、帝国内でもタロスを神として認めない保守派や、
むしろタロス以外の神を認めない過激派との対立もある模様。

恐らく、帝国がその権威を強調するために祭り上げられた側面もあると推測される事からの
対立だろう。宗教と政治は切っても切り離せない関係である。


◆参考文献

・oblivion wiki jp 『読み物/神々概説』 
(http://wiki.oblivion.z49.org/?%E8%AA%AD%E3%81%BF%E7%89%A9%2F%E7%A5%9E%E3%80%85%E6%A6%82%E8%AA%AC)

・ニコニコ動画『OblivionプレイヤーのためのTES世界解説 Part3:Aedra(神)編』
(http://www.nicovideo.jp/watch/sm1336983)

・プラス自己解釈+考察。間違ってたらスイマセン…


●『瞬間、Forty Power重ねて』

黒馬新聞刊行の連続小説『新世紀パイアズーラ』の第9巻のサブタイトル。

10数年離れ離れになっていた父に突然呼び戻された主人公ガイデン=シンジが
オブリビオンから舞い降りてきた凶悪なデイドラ達と戦わされることになるという
非常に荒唐無稽なストーリーで、当初はデイドラの神々や九大神にまつわる神話を
モチーフにしていた事から不謹慎とみなされ人々に見向きもされなかったが、
その奥深い設定と解釈、謎だらけのストーリーや登場人物の心理描写の巧みさが
目ざといデイドラ研究者達の間で口コミで広がり、再版を繰り返す毎に認知度が高まってゆき
帝都で大ブームを引き起こした。

書籍版は打ち切り展開のごとく突然終わっていた為、多くのファンが続編を臨んだ結果
作者によって劇場版舞台化されたが、そのとてつもなく陰惨かつ難解な内容に見た者全てが
置いてけぼりにされたのは今も多くの帝都市民にとってトラウマとなっている。

…ごめんなさい、石を投げないで;;


●テンペストブリンガーが銀製の剣だったのが幸いした

デフォルトのTempest Bringerには武器攻撃抵抗無視はついてません。注意して下さい。

ゴーストやウィル=オー=ウィプス等の実体を持たない敵には通常、武器攻撃が通用しませんが、
銀製武器やデイドラ装備などの特殊な武器はこれを無視してダメージを与える事ができます。

今回のプレイではCSで編集してTempest Bringerに同様の処置を施してあります。
ちなみにゾンビやスケルトン等実体のあるアンデットにも特別大きなダメージを与えるかというと
別にそんな事ないのでご了承を。その辺はマジェラの思い込みです(何)


●これで恥じることなくアェセリアスに旅立てる。

アェセリアス=ヴァルハラ(戦士のみが行ける天国)の意?資料不足につき不明。


●次の休暇はレヤウィンに決まりだな!

ボーラス乙。


●どうもアイレイドとは縁があるみたいでさ

第三回参照。
次回は自作自演のオンパレードですよ。



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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/08/07(金) 00:50:47|
  2. RP小説-メインクエ篇
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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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