TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【oblivion】レッセ・フェール【プレイ日記5】

その夜、私は中々寝付くことができず、宿の――船の甲板へ足を運んだ。

5-1





夢で託された皇帝の遺言、そして実際に起こった皇帝の暗殺事件。
解らない事だらけだった。





5-2

そもそも、何であんな予言めいた夢を自分が?
それに――





オブリ門2

あれも現実になるというのだろうか―――
何か、大きな事態に巻き込まれてしまった気がして、寒気を感じた。


――そうさ、何のことはない。単に偶然が重なっただけだって事もある。
もし『アレ』が現実だとしても、一介の冒険者でしかない『俺』に何ができるというのだ。





「眠れないのですか?」





5-3

気付くと、傍らにエキドナが立っていた。

「やっぱり船は寝心地が悪いみたいでな」

「下水道のことですね」



…この女は枕詞というものを知らない。いつだって簡潔だ。
それが古代遺産故のアイレイドデカルチャーなのかコイツの性格なのかは解らないが。


「何故マジェラがあそこへ行ったのか、何の心当たりがあったのかは知りませんが…
 あのアミュレットは何か大切な物なのですね」



本当にやりづらい。
仕方なく俺は口火を切った。


「夢の中で暗殺された皇帝に会った」

「まぁ…」

「皇帝は身に着けていたアミュレットをある人物に届けろ、と。
 …そして再びドラゴンファイアを灯せと俺に言ったんだ」

「それがあのアミュレットなのですね」



俺は首肯した。


「皇帝が倒れた今、タムリエルを守るドラゴンファイアは消えてしまっているんですね」

「ああ」

「オブリビオンと通じてしまうのかも知れないのですね」

「オブリビオン?」

「死ぬべき定めに縛られぬ者達――デイドラが支配する魔界です」



あの異形の魔物や魔人たちの事か。
あんなものが大挙して押しかけてきたら、人類はひとたまりもないだろう。


「壮大な話ですね」


呆れた風も皮肉も込めず、エキドナはそう言った。
全くだ。
偶然じゃなかったとしても、ドラゴンファイアまで出てくる様な話、
俺にどうしろと言うのだ。


「関わりたくないんですね」

「魔法使いかお前は」

「そうですけど、何か?」



そうだった。





5-4

「――私たちが最初に出会った時のこと、覚えていますか?」


ややあって、突然エキドナがそんな事をいった。


「うん?」


意図がわからず曖昧な返事を返した俺に、エキドナは言葉を続ける。


「私が目覚めた時にはアイレイド文明はとっくに滅びていて、私は主を持たないまま
 起動してしまいました」

「ああ。だから俺に仕えるって聞かなかったな」

「でも結局貴方は私を認めてくれた――何て言ったか、覚えてますか?」

「いや――」

「関わっちまったから、仕方がないって」

「いや、そりゃお前が聞き届けないならまたあの遺跡に戻るなんて言うから――」

「そうですか」

「―――」



しまった。
エキドナの声のトーンが落ちたのに気付いて、俺は口を噤んだ。

――が、ややあってから


「…まぁ、いいでしょう」


と言って柔らかく笑ったので、俺もつられて笑った。







5-5

「ねぇ、マジェラ」

「うん?」

「皇帝陛下はマジェラに託したのですね」

「ただの夢かもしれないけどな」

「でも、皇帝は実際に殺されてしまいましたね」

「すごい偶然だよな」

「でも、ほっとくとデイドラが攻めて来ちゃいますね」

「そうだな」

「アミュレットも拾ってしまいましたね」

「そうだな」













「仕方ないですよねー」

「仕方ねえなぁ」



そう言って俺はこの日、はじめて笑う事ができた。





































5-6














注釈↓


●ドラゴンファイア

 異世界オブリビオンからの侵略を防いできた聖火。結界のようなもの。
 歴代皇帝は代々戴冠式でドラゴンファイアを灯す儀式を行っており、名実共にタムリエル
 の守護者として君臨しているのである。


●オブリビオン

 このゲームのタイトルでもあるが、ゲーム中の意味としては死と無縁の物、
 デイドラたちが住むタムリエルとは別の次元にある異世界。
 16人のデイドラプリンス達によって支配されているそれぞれ固有の領域のことを指し、
 その総称がオブリビオンである。
 その為、一般的には地獄の様な場所のイメージがあるが、天国みたいな場所もあるらしい。

 オブリビオンとニルン(タムリエルの世界)は日本でいうとこの常世と現世の様な関係の模様。
 奥が深いねオブリビオン。
 

●アイレイド文明

 200年ほど前まで存在していた様だが、アカトシュ神により滅ぼされた模様。
 今でもシロディール各地に巧妙な罠をしかけた遺跡を残している。
 
 …正直調査不足でこれくらいしか知らないのだけど、それで後付け設定作っちゃうとかどうなの俺。




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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/06/16(火) 00:54:23|
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天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
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