TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記38】アカヴィリの遺産【聳え立つ谷#1】

ブレイドに入隊、したものの、クラウドルーラー神殿―ブルーマ間の連絡員としての役目は
引き続き行う事になり、仕事としては特にこれといった変化は無かった。

敵の本拠地が割れない以上、こちらとしても動き様がないのだ。
後はマーティンが楽園の謎を解くまで待つしかない。
ブルーマ近隣のゲートもあらかた破壊しつくしたので、しばらく平和な日々を過ごしていた。




38-01

「貴公ーーーっ!」

「よぉ、おはようバード。今日はエキドナが中々買出しから戻らないんだ。悪いけどちょっと手伝ってくれないか」

「おぉ、鹿肉と山菜のスープですか。これはいい匂いだ…いやだからそうじゃなくてッ!」

「何なんだ。朝から大声出してると近所迷惑だぞ」







38-02

「だーかーらっ!
街中にテントを張るなと言ってるでしょーがっ!」




「今度は城門じゃねーんだからいいじゃねーか」

「だからって何で街の入口に張るんですかッ!!」

「ちょうど平らな場所だったんで、つい」

「街中で張るのが問題なんですッ!モブが引っかかるしッ!さっさと畳んで下さい!!」





38-03

仕方なく、俺はテントの固定を解いた。
テントがみるみるうちに小さくなり、ミニチュア大になったのを確認して懐にしまった。

「…まったく、持ち主が変人なら持ち物まで面妖ですな」

「あちこち旅してると色々手に入るんだよ」





38-04

「それはともかく…貴公も正式にブレイドに入団したのですから少しは自覚を持って下さい。
騎士が街中で野宿などと聞いたら伯爵婦人が卒倒しますぞ」

「騎士号はあっても領土がないんだから勘弁してくれ。ジョフリーの爺さんが経費ケチらなきゃ
わざわざこんな寒いトコで野宿なんかしねーよ…」

「ほほう、それは丁度いい」






38-05

気付くと、傍らにエキドナと貴族然とした見知らぬ男が立っていた。

「おはようございます、マジェラ」

「エキドナ、誰だそいつは」

「申し遅れました。私、ナリーナ・カルヴァイン伯爵婦人の使いでトルガンと申します」

「カルヴァイン…?」

「馬鹿、ブルーマ伯爵婦人だ。貴公はそんな事も知らんのか」

「あぁ、そんな名前だったのか」

「貴公ッ!」



話が脱線しそうな気配を察したのか、トルガンはオホン、と大きな咳払いをした。


「あぁ、それで伯爵婦人のお使いが俺に何の用なんだ?」

「いや、先のスパイの件でのご活躍を聞きましてね、貴方のお力を借りたいのです」

「トルガン殿直々に?一体何があったのですか?」

「ほら、バード殿、例のお妃様のご趣味の件で…」

「あぁ、なるほど…」

「…一体何の話だ?」



バードの話によれば、伯爵婦人は厳寒の地で女だてらにブルーマを切り盛りしてきた
肝っ玉領主としての名声の他に、古代アカヴィリ文明のアーティファクトの収集家として
コレクターの世界でも有名な人物らしい。

そこまでは貴族のよくある趣味という事で終わるのだが、その執着が尋常ではなく、
彼女は現在探し求めているアーティファクトの探索に関してかなりの金額を費やしているらしかった。


「旦那様を失った寂しさを埋めているのだと思って今まで大目に見てきましたが、
道楽の為に市民から得た税金を湯水の様に費やされるのはどうかと思いまして…」



頭を抱えるトルガンの話にバードも頷いた。


「ブルーマ市民はこの事を知らんのですが、婦人はコレクターとして有名ですからな。
婦人が公費の使い込みをしているのがバレるのも時間の問題です」

「つまり、今婦人が夢中になってるソレを見付けてこいって事か」



言うなり、トルガンの顔がパッと輝いた。


「ご明察でございます。今回の品を求めてお妃様は何度となく冒険者に探索を依頼したのですが
過酷なブルーマ領では思うようにいかないのか、皆途中で諦めて帰ってきてしまうのです。
そこで先のスパイ騒動の件を聞きましてな、マジェラ殿の洞察力と経験ならばあるいは、と
思いまして」



…なんかまた過大評価されてる気がするなぁ


「勿論タダでとは申しません。先程の話は聞いておりましたぞ。
もし成功の折には、市街に空き家が1件ありますのでそちらを差し上げましょう。
前の持ち主の家具がそのまま残っていますので、仮の宿とするには丁度良いでしょう」

「おいおい、随分気前のいい話だな」

「皇帝の剣と名高きブレイドの方へのご依頼ですから。これ位なくては」



と言ってトルガンはチラリとバードに視線を送った。
バードの方は何も言わず、神妙な面持ちで頷いた。
…なんだ?


「…ま、いいや。しばらく暇そうだし、受けるぜその依頼」














***







38-06

「まさかブレイドの方が受けて下さるなんて、意外だったわ」


確かに、皇帝騎士団に頼む内容じゃないわな。
伯爵婦人は、値踏みする様な目つきで俺を見た。


「最近まで旅回りをしてたんで、少しはお役に立てるかと」

「あぁ、先日スパイの件でご活躍された方ね。その節はお世話になりました」



そんな軽いやりとりをした後、伯爵婦人は目的のアーティファクト、アカヴィリ文明の遺産である
ドラゴニアン・マッドストーンについて話し始めた。





38-07

そもそもアカヴィリ文明はシロディールの物ではなく、シロディールに侵略してきた
敵対勢力だったらしい。
シロディールに侵略してきた彼らは優秀な装備と兵を揃えた強力な軍隊だったが、
行軍の際、シロディールの外、モロウインドをまたいだ事からモロウインドの現人神
ヴィヴェックの怒りを買ってしまう。

時の皇帝レーマン・シロディール率いるシロディール連合軍とヴィヴェック率いるモロウインド軍に
挟まれたアカヴィリ軍は補給線も退路も絶たれて孤立してしまう。

だがアカヴィリ軍はペイル・パスと呼ばれる谷に本営を隠し、神出鬼没に現れては
ゲリラ戦を繰り返し、彼らに対抗した。

結局、補給線の断たれた状態では時間の問題だったのか最終的にアカヴィリ軍は
降伏し、侵略戦争は終結した。

しかし、不思議な事にアカヴィリの本拠とされたペイル・パスの本営は最後まで見付からず、
後世の後付けか、ただの与太話にすぎなかったのだというのが今までの歴史家の見解だった。


「ですが、ペイル・パスの本営は実在し、ドラゴニアン・マッドストーンが最後に確認された場所で
あることがこの度判明したのです」



そう言って伯爵婦人は、アカヴィリ軍の伝令が持っていたという日記と地図の写しを見せた。

過去、伯爵婦人はこの唯一の証拠を手がかりに、何度となく冒険者を送ったが、
ペイルパスに辿り着いた者は誰もいなかったという。

「先のスパイ騒動ではあなたの活躍が決め手になったと聞いております。
難しいとは思いますが、期待しておりますよ」















***






「…引き受けちゃったものの、ヤバいクジ引いたかなぁ」

「やめますか?」

「いや、マイホームの為に頑張る」

「がんばってね、パパ」

「…お前はどこでそういう悪趣味な冗談を覚えてくるんだ?」



などと中身のない会話をしていると、ガシャガシャと聞きなれた鎖鎧が走る音が聞こえてきた。



「貴公ーーーっ!」






38-08

「バード?ここじゃテントは張ってないぞ」

「城内でまで張られてたまりますかッ!そうじゃなくて、今回の探索、私も同行しますぞ」

「ブルーマ大好きのアンタが?警護はいいのか?」

「今回の任務、必ず成功させねばならんのです。ブルーマの道なら私の方が詳しいでしょう。
足手まといにはなりませんよ」

「…まぁ、アンタがそう言うなら構わんけど」

「よろしい。では行きましょう!秘法を求めて!」

「さっそく仕切るのか」



かくして、クヴァッチ以来の奇妙な3人旅の幕開けとなった。














以下注釈




●テントがみるみるうちに小さくなり~

以前に紹介した持ち運べるテントMODです。
中身も大変便利ですが、膨れたり縮んだりする様は見てて面白いです。


●モブが引っかかるしッ!

パス(NPCが普段歩いている決められたルート)の上にテントMODを乗っけると、
NPCはパスに従って進もうとするのでテントにぶつかり続けます…

昼間に撮影しようとしたらテントにぶつかり続ける人々が続出したので
内容通り朝方に撮っています。


●これは何の挨拶ですか?

普通に会話シーンを撮ろうとしたらエキドナが見切れて吹いた。
普段、アップを撮る時は会話部分をカットしてるのですが面白かったのでそのまま貼り。

しかしこうして見るとMBP2chのキャラってホント美人ですね。


●現人神ヴィヴェック

TES4-oblivionの前作であるTES3-Morrowindに登場する神。
TES3の舞台となっているモロウウインドは神様が統治してるらしく、像などに姿を借り間接的に
しか神々が登場しないオブリビオンとは異なり、実際にキャラクターとして登場する。

天気輪はTES3は未プレイなので良く知らないのですが、素手で隕石を叩き割ったりとか
そんな感じの人らしい。そりゃアカヴィリ軍も降伏するわ。




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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/07/15(水) 16:53:36|
  2. RP小説-メインクエ篇
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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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