TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記34】マジェラとマーティン #3【oblivion】

※今回の記事内容にはちょっとしたブラクラがあります。





34-01


「おぉ、若いの。戻っておったか」

「よ、よう爺さん。ちょっと遠くまで出かけてくるぜ」

「ふむ?何か進展があったのか?」

「マーティンに頼まれてな。デイドラの件について少し探し物をしてくる」

「そうか、何か解ればよいがの」

「あぁ、そ、それじゃ行って来るわ」

「うむ…あぁ、そうだ」

「っ?!」



















34-02

「エキドナ嬢も気をつけてな。頼みましたぞ」

「はい、ごきげんよう、ジョフリー老」















***
















34-03

「よし、ここまで来れば大丈夫だろう」

「…まさか本当にバレないとは思わなかったぜ」

「ははは、友は心配性だな」

「…エキドナ、大丈夫か?…立てるか?色んな意味で」

「少し放っておいて頂けますか…色んな意味で」



何ていうか、その…未来の皇帝陛下は器が違ったというか。














***















34-04

「おぉ…これがアズーラ像か!この目で見る事が出来る日が来るとは…」

俺達はブルーマを遠く東に離れ、山間にあるデイドラを祀る小さな祠(ほこら)に来ていた。

デイドラの神の像を見に行きたい、と最初にマーティンが言った時は驚いたが、
ひとくちにデイドラの神々といっても、人間に友好的な神とそうでない神がいるらしい。

元々デイドラ神というのはナイン(九大神)、つまり一般的な「神」とは異なる種の神というだけで
神とか邪神とかいうのは人間に害をなすかそうでないかが基準らしいそうだ。

要するに人間を滅ぼそうとする「邪神」の例の1人がミスティックドーンが崇める
破壊神、メイルーン・デイゴン。

そうでない「良神」の例の1人が、
この地の信者が崇める女神アズーラという訳なのだが。


「彼女は邪とされるデイドラと違って人間を無視する事はないが、アエドラ(ナイン)と比べれば
ずっと気まぐれだから善良とは言い切れないがね」

「神というよりは、すごい人間ってことか?」

「ははは、アズーラが神である事は間違いないが、確かに人間臭い性格なのかもしれないな」


マーティンはおかしそうに笑った。ここまでの道程だけでも
あの独特な臭いのキャンドルとデイドラの書から解放されて随分リラックスできたらしい。
とりあえず連れ出したのは成功だった様だ。

「…それにしても、何でまたデイドラの祠なんだ?」

「今後の研究も踏まえて…というと建前になるな。不謹慎かもしれないが…
文献を調べていく内に昔の探究心が蘇ってきてね。
昔の様に力を追い求めるつもりはないが、皇帝になる前に見る事ができればと思ってね」

「あぁ…帝国の主教は九大神信仰だもんな」

「名前を口に出すことも許されんだろうな。皇帝がデイドラに執心だと知れたら大騒ぎになる」


俺達は笑って、しばらくアズーラ像を眺めていた。


「…後悔、してるか?」

「何をだい?友よ」



先に口を開いたのは、俺の方だった。


「クラウドルーラーに来た事。俺がアンタを連れていかなければ、
皇帝として祭り上げられる事も」

「…もしそれが負い目で」


俺の言葉を遮って、マーティンが口を開いた。

「ブレイドへの加入を迷っているなら、よしてくれよ友よ」

「!」

「私を皇帝に据えた責任を取るべきか、勝手にこの位を昨日まで修道士だった男に押し付け、
自分はのうのうと騎士になろうとする自分があさましいか…違うかね、君が悩んでいるのは」

「・・・」

「ボーラスから、君が『騎士』というものに対して何かこだわりがある様だと聞いた。
私は君の過去は良く知らないが、そんな所ではないのかと思ったのだが」



いや、その通りだった。


「…ガキの頃、俺が始めてみた『騎士』達は、豊かで、色んな人から尊敬されていた。
どこの誰かなんてのは知らない。…ただ、俺は、周りから石を投げられない様に
路地裏からそいつらを見ていて――」



彼らがガシャガシャと動くたびに輝く銀色の鎧は、きれいだな―――と思った。


「腕っぷししか能がなかったから、石を投げられなくて済むならああなろう、と思った。
強ければいいなら、そうなれる筈だって。
いい服も着れて、腹を空かせることもない―――さ。でも」



脳裏に、燃え落ちるクヴァッチを肩を並べて走ったマティウスの姿が思い浮かぶ。


「…それは背負うだけの覚悟があるからこその栄誉だって、クヴァッチで初めて気付いた。
俺があの日やった事は、ジョフリーにせかされてクヴァッチに行き、マティウスに頼まれて
戦ったって事だけだ。
クヴァッチを救いたかった訳じゃなく、あそこにいた人達にただ何かちょっと思っただけだ」



だから『クヴァッチの英雄』――そんな風に言われてもイマイチピンと来なかった。

18-05

何より、俺はあれで「クヴァッチを救った」と言えるのか――と。

あの時は俺も必死で戦ったが、果たして本当にそうだったのだろうか?
もし自分が、マティウスと同じ位クヴァッチの民を想う気持ちがあれば、もっと救えた人間は
いたのではないか、と。


「それではマティウス殿が可哀想だな」


そっと、マーティンが口を開いた。














注釈



●ブラクラ

この装備は女性用のグラフィックデータしか用意してないため
男性が着用するとこーなります。

…ちょっとしたドッキリのつもりがただのグロ映像になってしまったorz


●少し放っておいて頂けますか…色んな意味で

自分の服のサイズを普通に着れちゃったり、誰も違和感なく受け入れちゃったり
乙女的とかヒロイン的にとか色々と落ち込むエキドナさんの図。

この時エキドナさんは普段着に着替えて寺院の中に隠れ、
後からマジェラにFollowMPCで呼び出してもらいました。



●デイドラの神々

恐らく、ギリシャ神話の神々みたいな感じなのではないかと。


●マーティンとデイドラ

若い頃にデイドラの強力な魔力にとりつかれて熱心に研究していたものの、
いつしかその過ちに気付き改心して牧師になった、というのがゲーム内から読み取れる基本設定。

その間息子の成長をウリエル帝にたびたび聞かれてた筈のジョフリーは何も
監視しとらんかったんかいという話だが、隠し子発覚の際も「生きてればクヴァッチにいると思うよ」
程度のことしか言ってなかったので成人してからは放置してた模様。
テキトーだなぁ。


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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/07/13(月) 20:08:20|
  2. RP小説-メインクエ篇
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天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
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