TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記32】マジェラとマーティン #1【oblivion】

エキドナの話では、もう1人のスパイは俺がクラウドルーラーに到着する頃に
ブルーマに戻っていたらしく、エキドナの知らせを受けたバードがガード部隊を動かし
スパイがジャール宅に戻ったところを確保、御用となった。

それから数日後。

スパイの脅威は去ったものの、ミシックドーンが巨大なゲートを開けようとしているという
俺が持ち帰った情報は、その後の調べでかなり信憑性の高い物だという事がわかり、
ブルーマ地方には未だに緊張が走っていた。

ブレイドとブルーマガードはミシックドーンを警戒し、引き続き捜査にあたっていたが、
自治権にうるさいブルーマ伯爵婦人が外部からの干渉を嫌っているため、
ブレイドとガードの連携はいまひとつ噛み合わず、調査は難航していた。

俺達は今回の一件からブルーマとクラウドルーラーの連絡係として逗留し、
シロディールに来てからの疲れを癒しながら平和な日々を過ごしていた。

バードの小言さえなければ。




「貴公っ!」

「ようバード。もうすぐトウモロコシが焼けるんだが一緒にどうだ?」

「なるほど、いい臭いがすると思ったら…ではなくてですなっ!」

「なんだよ昼間っから騒々しい」


















32-01

「だからッ!街中でテントを張るのはやめろと言ってるでしょーがッ!」




「ジョフリーは寺院で寝りゃあいいって言うんだけどよ。ブレイドでもないのに
あんなとこで連中に囲まれて寝るのはちょっと気まずくてさ」

「だからって城門の前にテントを張る事ないでしょ!何か前より大きいし!」

「いや、おっさんの像がかっこよかったからつい」

「故伯爵殿下の彫像をおっさんとは何ですかおっさんとは!
ただでさえ伯爵婦人はブレイドに良い印象を持たれてないのに評判を落とす様な事はやめて下さいよ」

「だから俺ブレイドじゃないから」

「とにかく!さっさとテントを畳んで下さい!」

「仕方ねぇなぁ…」

「大体、貴公はブルーマとブレイドのパイプ役だというのに自覚が足りんのです。
せめて貴公の様な風来坊ではなく『クヴァッチの英雄』のような御仁が来てくれれば…」


バードの言葉に、エキドナは無表情で飲んでいたスープを吹き出した。

「…?どうかしたのですか?」

「いえ、少し熱かったみたいで。お恥ずかしいところを」

「いや失敬。お気を悪くされませぬ様…」



口元を拭いながら、エキドナは相変わらず無表情で―――必死で笑いを堪えていた。
この野郎。


「え、えーと、クヴァッチの英雄ってのは…」

「知らないのか貴公は!クヴァッチに侵攻してきたデイドラの大軍をたった一人で全滅させ、
燃え盛る城下に囚われていた人々を助け出し、名も告げず颯爽と去っていた旅の剣士の話は
今やシロディールなら知らない者はいないニュースですぞ」



いや、1人じゃないし思いっきり名乗ってたってば。
噂になってる事はボーラスから聞いてたが、なんか話にえらい尾びれがついてる様な。


「まったく、腕前もさることながら名声も見返りも求めず、身の危険を顧みず民衆のために
1人でデイドラに立ち向かうとは、まさしく騎士の鑑ですな!
国を救えとまでは言いませぬが、貴公もかの英雄を少しは見習うがいい」


目を輝かせながらクヴァッチの英雄について熱弁するバードを尻目に、
口元をハンカチで押さえて無表情を繕っていたエキドナが、腹を抱えて激しく肩を震わせだした。


「エキドナ嬢?!大丈夫ですかっ!何か悪い物があたったのでは」

「大…丈夫です…ちょっとそっとしておいて下さい…」



大笑いしているのだ。
この野郎。


「ところで貴公…あれからマーティン殿下の解析は進んでおられるのか?」

「これからソレを聞きにいくとこさ」



マーティンのザルクセスの書の解読が進めば奴らの本拠地である『楽園』への在り処が
掴めるかもしれない。
暗躍するミシックドーンの動きを掴みきれずにいた俺達にとっての唯一の希望だった。


***






26-04

「よぉ、クヴァッチの英雄様のお帰りだ」

「…今それで辟易してきた所なんだから勘弁してくれよ」

「マジェラ、勇者様とお呼びした方が良いでしょうか」

「エキドナこのやろう」

「ハッハッハ!まぁいいじゃないか、それだけお前の活躍はシロディールの民の
希望の光になってるって事だ」

「躍るほど派手な事はしてねーけどな」

「通り道にゲートがありゃ行きかけの駄賃に潰してる奴が何いってやがる」

「…知ってたのか」

「観測隊がゲートを見つけるたびに次々ぶっ壊されてりゃ流石に誰のせいかは俺でも気付くよ」



実はこの最近、寺院とブルーマ間でのやりとりも落ち着き、急いで連絡しなければいけない
事も特に無かったので、あれからクラウドルーラー周辺に出現したオブリビオンゲートを
エキドナと二人で潰して回っていた。
現れたゲートはどれもミシックドーン達による人為的な物ではなく、結界が崩れ
現界とオブリビオン界のバランスが歪んだ事により自然発生した物だったが、
デイドラもミシックドーンもマーティンを狙っている事を考えれば潰しておくにこした事はない。

何より、あのスパイの密書を見て以来、ゲートに対して俺は敏感になっていたのだ。
幾つかのオブリビオンゲートの力を介して開かれるというグレート・ゲートの存在…
そんな物がこの近所に出現したらたまった物ではない。


「…それで、マーティンの方は何か掴めたのか?」

「それなんだが…マジェラよぉ、お前からも殿下に何とかいってやってくれないか」

「何とかって?」


ボーラスは珍しく困った顔をして話を続けた。


「おまえがあのザルクセ…なんとかの書を持ってきてから、殿下は殆ど眠っておられんのだ。
1日中聖堂で本を広げてずーっと読み耽ってらっしゃる」

「あの本を持ってきてからって…もう半月は経つだろ?!」

「スゲェ集中力だとは思うし、俺達に打つ手がない以上頼みの綱であることには違いないんだが…
…あの本、何か悪い魔法がかかってるんだろ?そんなのとあの調子で毎日毎晩付き合ってたら
殿下の身体が参っちまう。
俺から言っても『大丈夫だから先に休んでくれ』って聞いてくれやしねえ」


元々浅黒い肌なので気が付かなかったが、そういうボーラスの目の周りには
くっきりとクマが刻まれていた。

なんだかんだで生真面目に付き合って護衛してたんだな、コイツも。
何とかしてくれというボーラスの懇願を聞き入れ、俺は寺院の中へ入った。















注釈



●エキドナの話では~

本当はこの後、もう1人のスパイも自分で倒さないといけないのですが、
特別ドラマになる様な話でもなかったのでカット。
いちいちブルーマに戻らなきゃいけないので正直めんどくさいったら。


●あの本を持ってきてからって…もう半月は経つだろ?!

マーティン、シナリオを進めない限りマジで読み耽ってます。
ちなみに天気輪の1周目プレイ(PS3版)では、マーティンは1年近く
この生活を送ってました。ごめんよマーティン。




今回使用MOD

●持ち運べるテント_tent0.2.3
※「4shared」→「クエスト、建物」からダウンロードできます。

今回使用しているテントはこちら。
MOD導入後、持ち物に自動的に「tent」が追加されます。

使い方は簡単で、テントを張りたい場所にtentを捨て、アクティベートすると
ミニチュア大のテントがぐんぐん大きくなってその場に固定され、中に入れる様になります。
回収したい時はスニークモードに入ってからテントをアクティベート。
そのままスニーク状態で更にアクティベートすれば拾えます。

テント内は狭いながらも充実しており、コンパクトにまとめられた収納の他に
祭壇機能からエンチャント、魔法作成機能まで内蔵した神像があり、冒険者に必要な機能が
ほぼ揃っています。詳しくは同梱のReadmeをどうぞ。
日本の方が作られているため、解説も全て日本語なのが嬉しい所ですね。


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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/07/13(月) 10:56:22|
  2. RP小説-メインクエ篇
  3. | トラックバック:0
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天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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