TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【RP小説】修羅と亡者【外伝】


―――帝国第三紀435年


オブリビオン・クライシスの傷もまだ癒えぬシロディールで、ひとつの戦いが有った。
天を裂き地を貫く程の激しい戦であったにも関わらず、しかしその戦いの結末は
ごく少数の者しか知る事は無かった。

帝国の誇る魔道の砦の使徒たちとその教えを良しとせず野に堕ちた外法の者達の戦い。
魔術師団同士による争いは暗闘による暗闘の中で行われた。

そして、今、その戦いも終局を迎えようとしていた。










「奴がこの地へ来る、と?」


下僕の報告を受け、その闇の王は言った。


「どう致しますか?」

「捨て置け」

「で、ですが」

「貴様等で適わぬ相手であれば、定命の身ではどうにもなるまい」

「で、では―――御身自らお相手なさると?!」

「報せは他の者に伝えよ。命が惜しくば去ね。我は座して待つとな」



王の威厳を以ってそう告げると、下僕は恭しく頭を垂れ、音も立てずにその場から去った。



「・・・来るか。トレイヴンの忘れ形見」


ふむ、と『人間のように』わざとらしく頬杖をついた。
壮年の男の姿をしているが、どこか生気を感じさせないその肌は、動く度にギシギシと不自然な音を立てた。

正確にはその男は壮年ですらない。とうの昔に死んでいる。
人としての生を受けて生まれてはきたが、しかし人ではない。

物を掴むのに人の姿が『丁度良い』。
道を歩くのに人の姿が『丁度良い』。

彼が今も人の姿をしているのは、それだけの理由だ。

曰く、『生きる死人』
曰く、『死と腐敗の芸術家』


曰く、『蟲の王』―――死霊術士マニマルコとは、そういった類の化け物だ。


死霊術。
人の魂を捕らえ、定命の存在であるべきヒトの死と腐敗を無視して蘇生させる外法の術。
その奥義は帝国の頭脳と言われるアルケイン大学が禁止を告げて以来失われて久しくなっていた筈だが、
それを良しとしない魔術士も野に多く存在した。

死霊術は表向きは封印されたものの、その後も地下へ潜り、大学の意向を無視してでも魔導を
極めんとするはぐれ者達の手によって連綿と受け継がれてきたのである。

水面下で着々と築かれてきたそのネットワークは、やがてひとつの組織となり、シロディールに、
いや―――アルケイン大学に、遂に反旗を翻した。
大いなる魔導の奥義たる死霊術を闇に葬った、彼らに復讐するために。

忌まわしき『死霊術士』という名を声高らかに名乗り。
遂に帰還した死霊術の祖、ノーライフキングをその頂きに掲げて―――。


「・・・余興で作った軍隊なぞ、こんな物か」


しかし当の不死王には、その『組織』の王たることに特に感慨は持ち合わせてはいない様だった。
タムリエル全土に伸ばせる長い腕と早い耳。彼が『組織』を欲したのにそれ以上の理由がなかったからだ。

己が魔術士たる者の至高に位置する事は遥か昔、怨敵ヴァヌス・ガレリオンが定められた短い命を終えた時に決した。
永劫の時を生きる魔術士マニマルコはそう結論づけている。

もはやタムリエルに己より優れた魔術士は存在せず、全ての生ける者は彼の力の糧となる為の生贄である。
定命の輪を外れた不死者マニマルコはそう結論づけている。

俗世において気になる事と言えば、アルケイン大学の現学長であるハンニバル・トレイヴンの魂がどれだけ美味であるかだけだ。
より魔導の高みを目指す求道者マニマルコはそう結論付けている。


その筈だった。


「・・・だが」


アルケイン大学の『新米』を待ち伏せして殺そうとしていた一団が返り討ちにされた、という
報告を受けた時は歯牙にもかけなかった。
そんな低俗な報復に興じている死霊術士など、ある程度使える魔術士の相手には大した事はなかったのだろう。

だが、ネンヨンド・トウィルでの一件は、かろうじてマニマルコの気を引いた。
あの遺跡には大学が内偵として『組織』に送り込んでいたムシアヌスとかいう魔術士を辱め、
ゾンビとして幽閉させていた。

彼の消息を求めてネンヨンド・トウィルに潜入した『新米』は、遺跡内の死霊術士達を全て殲滅し、
ゾンビと化した虜囚ムシアヌスにも容赦なく止めを刺したという。

その後、その『新米』は『組織』の要所となっていた隠れ家を次々と襲撃し、そのことごとくを駆逐した。
死霊術士のみならず、彼らに支配された罪無きゾンビたちを一切の躊躇なく焼き払い、
『組織』側に寝返ったかつての同胞たちも一人残らず斬り殺し、伝家の至宝である「死霊術士のアミュレット」を
強奪したのだという。


人の心を失って久しい筈の不死王マニマルコだが、その事実を前に
ある種の感情が蘇ってきているのを不思議に受け止めていた。

彼奴が『組織』に与えた打撃など、眼中にはない。
ただ、その『新米』―――老いぼれたハンニバルに勝るその行動力と、
外法の存在を絶対に許さず幾多の死霊術士の屍を築いたガレリオンにも劣らぬ苛烈さ。

ニルンとエーセリアスが隔絶されて幾星霜―――マナの薄くなったこの大地に、
その様な魔術士が生まれる事がまだあろうとは。


「腐敗した骨身にも、血潮が滾ることもあるのだな」


殆ど動かないマニマルコの顔を見て、傍らに立っていた偉丈夫が言った。


「・・・蟲が騒いでいるのかも知れぬな」


蒼面の戦士の問いかけに、マニマルコは眉一つ動かさずにうそぶいた。
そのローブの隙間から百足にも似た得体の知れぬ生き物が
彼の白い肌を無数に這い回っているのが垣間見えた。


「それもうぬの身体の一部であろう、蟲の王」


だが、更に偉丈夫に指摘され、マニマルコはククッ、と低く笑い。肯定した。

認めざるを得ない。
人の心を捨てた、この身が人並みに興奮に猛っている事に。


「貴様なら判るか、堕ちたるドレモラ。不死を得てさえなお
―――『敵』が存在するという悦びを」

「死なぬ者<インモータル>と死に続ける者<リビングデッド>を混濁するな」

「その様な切り返しを我にするのは貴様位だろうな、ガノナッハのカステット」



憮然としたドレモラの答えに、マニマルコは再び昏く嗤った。


「では聞こうインモータル。死なぬ存在と死してなお存在する者。その差異は何であろう?」

「比較する対象が無意味だな」

「ほう?」

「我らも定命の者も生きている。だがうぬは死に続けている」



カステットは言った。


「うぬは死してなお存在し続ける事で定命の輪から外れた」

「然り。限られた命では魔導の奥義を極める事は出来ぬ故」

「否。マニマルコという存在はそこで完成してしまったのだ」



カステットの言葉に、マニマルコは顔にはりつけた皮膚を大げさに驚かせて見せた。


「・・・面白い事を言う。我が魔導はまだ終局に至ってはおらぬ。
現に我は今も生者の冒涜と生贄によりその力を高めている。
貴様は何を以ってこの蟲王が歩みを止めたと言うのだ?」

「モータルでもインモータルでもない。うぬは死に続けている。
マニマルコという『概念』となったうぬは、マニマルコ以外の何者にもなれぬ」

「聞こうか」

「うぬは生者を取り込み更に力を蓄えたという。だがうぬがどれだけ力を蓄えたとて
マニマルコという『概念』であるという根源は変えられぬ。だが―――」



カステットは一旦そこで言葉を切り、言った。


「定命の者は定命であるが故に子という種を蒔く。定命を終えた者の魂を継いで
種は発芽する。定命の世を形作る。そしてまた次の世を紡ぐ為に種を蒔く。
その繰り返しの中で、種は突然実をつける事がある―――」

「?」

「・・・『英雄』」


永遠の覇者。

ダガーフォールの英雄。

救世主。

竜の生まれ。

そして―――


「ふむ」


ドレモラにも吟じる心があったのか、と普通の者ならば嘲笑したであろうか。


「ドレモラがそうも定命の者を評すとは、面白き世の中になった物だな」

「・・・」



しかし、人の身ならぬ生きた屍の言葉はより辛辣で直接的なものだった。


「なるほど。つまり、此度わが聖域を汚す件の魔術士も、
定命の子の歴史の積み重ねが生み出した変異種だと言いたい訳か」

「・・・或るいは、な」

「いや、貴様が言うならそうなので有ろうよ。我にも覚えがある。
タムリエルの歴史の節目には、いつもそういった連中がいた。英雄と呼ばれる者達が」


カステットを嘲笑したかと思えば、意外にもマニマルコは彼の言葉を肯定した。


「見定めねばなるまい。ガレリオンめが蒔いた種が、どのような実をつけたのかを。
―――だがカステットよ。幾ら彼奴らが種を蒔こうと、我を越える道理はない。生者に死者は殺せぬによって」

「だからうぬは死に続けているというのだ、蟲の王」



カステットは言った。


「例え朽ちぬ身体を手に入れようが、うぬはやはり定命の者にすぎぬ。
うぬが今もなお『敗北』が『死』と定義しているのであればな」

「・・・『死』が『敗北』ならば死に続けている我は既に敗北してるという事か。
だがカステット、それはただの言葉遊びだ。少なくとも定命の者にとってはな」

「それが、うぬが言うところの『魔導』か」



然り、とマニマルコは鷹揚にうなずいた。


(ならば、何と不毛な闘争であろうか)


空の口を開けて嗤うマニマルコを見ながら、カステットは胸の中でそう呟いた。


マニマルコはニルンにおける『最強』の称号に相応しい者の一人だ。
カステットもそれを認めている。

だが、強者を求め闘争を日常とするこのドレモラが、
最強たるマニマルコを目の前にして心が踊る日はついぞ来なかった。

戦うまでもないとあなどった訳ではない。
戦う前からその強さに屈した訳でもない。


(死者は殺せぬ。死んでいる者に敗北はない)


何を以って勝利とするかは戦う者だけが決める事だ。
マニマルコがそうだと言うならば、そうなのだろう。彼にとっては。


(それはもはや闘争と呼べはせぬ)


ドレモラも定命の輪から外れた存在故に不死であるが、
生を受けた時から不死である彼と、
不死を求めて定命の輪から外れたマニマルコの間には
明らかな意識の隔たりがあった。

故に、カステットはこの不死の王に最初から価値を見い出していなかった。

殺せぬからではない。

哀れにも、この姿が魔導を極めんとする者の到達点だというこの生きた屍には―――





怨敵だったというヴァヌス・ガレリオンに倒された時も。

その後彼に次々と戦いを挑んできた英雄達に倒された時も。

その時、その瞬間において『マニマルコ』という存在と並び、あるいは越えた好敵手たちとの戦いを。


―――己が『敗北した』と認識していないのだ。





死に続けているにも関わらず、最終的に死した者が敗者であるという
矛盾した価値観を今も持ち続けているこの生きた屍には。
それは、おそらくこの先も。

故に、カステットは定命の輪を外れたこの存在を自分と同じモノだとは思えなかった。
ディードラの中には彼を支持する神もいるかもしれないが、しかしその有り様は―――


(まさに、亡者よな)


蟲王マニマルコという存在は、カステットにとってただ己の力を追い求めるだけの『概念』にすぎなかった。
故に、この梟雄たちの邂逅は、無限の闘争へとは結びつかなかったのである。


(そして、うぬはこの先も永遠に死にながら殺され続けるのだろう。貴様が嘲る定命の者によって)


そして、いつか滅ぼされる時が来るのかもしれない。
かつて定命の者はカステットに言った。

『人間はディードラを倒せる』と。






「・・・往くのか、ドレモラの闘将よ」


沈黙を先に破ったのはマニマルコであった。
彼もカステットという存在と相容れない事を察したのだろうか。
その表情は適当に貼りつけられた彼の皮膚からは伺い知る事はできなかった。


「聞いたであろう。もうすぐ『英雄』とやらがここに来るだろう。
強者との闘争を求めるのが貴様の常ではなかったか?」

「然り。だが」



ドレモラは澱みなく答えた。


「うぬの狩りを邪魔する気はない。そして勝敗の見えた闘争を見届ける趣味もない」

「ふむ」



マニマルコの皮膚が笑みの形に広がる。そして二人の間には再び沈黙が訪れた。



「短い間だったが貴様の有り様は非常に面白かった」

「うぬの膨大な知識は興味深いものであった」



どちらともなく、死臭の漂う二人に不似合いな謝辞を互いに述べる。
道の交わらぬ2人であったが、そこにはある種の敬意が存在した。


蟲の王、マニマルコの往く道は、魔導である。
その奥義を極めるため、彼は人の身すら捨てて、腐敗と不死の王となった。
彼の永遠の『死』は、今も更なる力を求める為に存在する。


闘争のドレモラ、カステット・ギャノアーの往く道は、修羅道である。
彼の『生』への悦びは、死線を背中に命を燃やし尽くして前に進むその一瞬の中にのみ存在すると考える。


かつて彼を破った銀の騎士の様に。

そして―――人にも成れず、獣にも還れず、だが笑みをたたえて逝った銀色の―――



「・・・堕ちたドレモラとしての貴様の有り様、その青い肌のせいか?それとも、定命の輪と縁を持った故か?」

「―――何が言いたい」

「死者の戯言だよ。ただ―――貴様が死霊術、死者の法、蘇生の術の祖である我の下に現れたのは
単なる偶然か?それとも」

「不死たる我にうぬらの術は意味を成さぬ」

「で、あろうな。そうであろうな」



目を細めて、マニマルコは嗤う。その眼窩は空洞だった。
カステットはその空虚な視線を一瞥しただけで、マニマルコに背を向け歩き出した。


「さらばだ、不死なる修羅」

「さらばだ、亡者の王」



短い別れを告げ、カステットは苔むした玉座に座る腐敗した王に背を向けた。

マニマルコの意識は既にまだ見ぬ若い魔術士に馳せ、カステットを見届ける事はなかった。
野を目指して歩を進める、カステットが彼を振り返る事はなかった。

―――そして、2人の梟雄が再び顔を合わせる事は二度と無かった。





それから数日後。

ブルーマの山中のとある洞窟から、大規模な爆発が起こったのが山岳警備隊によって発見された。
同洞窟はシロディールにおける死霊術士の拠点であった可能性が高く、捜査はすぐに帝国本軍の
バトルメイジ師団へ引き渡され、その真相の全ては最重要機密として隠蔽された。


その後、アルケイン大学はシロディールに広く根を張る死霊術士団の壊滅を発表したが、
その総帥『マニマルコ』の消息については最後まで言及される事はなかった。


















注釈



●帝国第三紀435年

オブリビオン・クライシスから2年後、戦士ギルド篇が始まる1年前という設定。

この時期帝国はセプティム家断絶とオブリビオン・クライシスによる被害の収拾に追われると共に、
その隙を伺う周辺属国に対する牽制で奔走していたため、マニマルコ率いる死霊術士達によるテロ活動は
公には公表されず、帝国のバトルメイジ師団とアルケイン大学が共同で隠密裏に事態の収拾にあたっていた。



●マニマルコ

タムリエルの魔術士の中でも屈指の魔力を誇る伝説的な死霊術士。
Oblivionのみならず他のシリーズにも登場しており、ニルンにおける生物で最も長寿といえるかもしれない。
ただし彼の長寿は本文からも推測できる様に死霊術によるものである可能性が高く、一概に「生きている」
とは言えない存在でもある事は確かだが。

ゲーム中でのマニマルコの強さは一般の死霊術士に毛の生えた程度の物だが、マニマルコについて
書かれたある文献によれば、彼の仇敵であるヴァヌス・ガレリオンとの戦いは「山が震える」程の
大規模な物であった事から本来は更に想像を絶する魔力の持ち主であった事が伺える。
設定とゲーム中でのマニマルコの強さにギャップがあるのはハンニバルが用意してくれた
例の切り札のお蔭であろうか。



●ヴァヌス・ガレリオン

マニマルコの同期で、同じ師の下で修業をしていた魔術士。
死霊術を邪悪な魔術として禁じ、今日のメイジギルドを建設した開祖でもあるが、
何があったのか「メイジギルドは沼地だ!」という暴言を吐き捨ててギルドを去った過去もある。

(故にメイジギルドの『新米』を『ガレリオンの蒔いた種』とするのは幾らが語弊があるが、
死霊術士を闇へ葬ったメイジギルドの存在と相対するマニマルコの矜持がそう言わせたのだろう)

タムリエルの魔術に関する書物を紐解けば必ず一度は目にするといって良い程有名な人物であり、
近代の魔術士にとっては伝説的な人物でもあろう。



●蟲の王

伝承によればマニマルコは様々な呪われたアーティファクトや邪悪な錬金素材の力を
吸い取る事により、その身を不死と化した。
その様は巣を作る蜘蛛のようであったという。(『蟲』の王の名の由来か?)

静脈に流れる血液は酸性の毒薬のシチューと化し、
彼の力と精力は蒐集品が増えるにつれ勢いを増していったという。
いつしかマニマルコの身体は人間らしさを失い、生ける屍と化していった。
そしてマニマルコに捧げられたアーティファクトは更に強大な物となり、
強い呪いを帯びた物へ変わっていったと伝えられている。



●アルケイン大学の『新米』

ゲーム中におけるプレイヤーの立ち位置である。
この物語において誰がそのポジションに在るのかは説明する意味も薄いので
あえて言及しない事とする。



●エーセリアス

オブリビオンの更に外側にあるステージ。精霊界とも呼ばれる。
一般に死んだ定命の者の魂はここへ召されると言われている。
また、彼らが神としている九柱の神もこの世界の住人とされている。

エーセリアスとニルンが分かたれた事により精霊に近い存在である
エルフ種はこの事を大きく嘆き悲しんだ。
ちなみにこれはマニマルコが生まれた時代より更に前の話であり、
精霊とマナの因果関係は不明である。
もはや神代の魔術士でなければ己を滅ぼす事は不可能だという
マニマルコの矜持だろう。
 


●カステット・ギャノアー

オブリビオン・クライシスにおいて『クヴァッチの英雄』と戦い、敗れた後に
とある事故によりニルンに転生し、青い肌を持って生まれてきた孤独なドレモラ。
時系列的には外伝「青鬼は泣かない」以後になる。

この頃フタ修道院放火事件において目撃された「青いドレモラ」に関する調査を
帝国軍はただの噂話であったとして既に打ち切っており、
『ぬえ』的、伝説的な怪異として酒場での与太話に存在する程度のものとなっていた。

当のカステット本人は相変わらずシロディールを放浪していたため
その話題は各地の酒場で散発的に取り上げられる事になるのだが。
(『UFOは本当にいたんだよ!』というのと同じレベルである)

この時期、カステットはマニマルコの下に食客として逗留していた。
何故カステットがこの不死の王に興味を持ったのか、あるいはマニマルコが
カステットというドレモラの奇妙な在り方に興味を持ったのか、2人の間にどのような
関係があったのかは諸兄らの想像にお任せする。



●死してなお力を渇望する不死の王

作者による創作。
この物語でのマニマルコは権力や覇を求めるよりもただひたすらに
魔導(魔法)の深淵を追及する力の亡者として描かれている。
己の為に子弟たちを利用し、貪欲に生者から搾取するその姿勢は邪悪である事に変わりはないが、
ドレモラは強者を差別しない・・・が。



●「殺せないからではない」「~『概念』にすぎなかった」

土や壁のような無機物に剣を振るうのと同じ・・・とまで言うと辛辣すぎるかもしれないが、
カステットは戦う以前にマニマルコという生きた屍の在り方に興醒めしていた。

最も、クヴァッチの英雄との再戦を望んでいるカステットもまた似たような物なのだが、
それは相対的な見方であり、戦いを求めるのと力を求めるのは似て非なる、と彼は考えている。







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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2011/12/28(水) 21:10:28|
  2. RP小説外伝-短篇
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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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