TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【oblivion】古王の神殿、新王の入殿【プレイ日記20】

20-01

「マジェラ、これは何だね」

「おしりです」

「いや、マーティンが聞きたいのはそこじゃないだろう、エキドナ」

「どうしたらこんな埋まり方が出来るのだろうな」

「アイレイド文明の神秘ですね」

「これもアイレイド文明なのかよ」

「全ての不思議はアイレイド文明で解明できます」

「なるほど」

「いや、殿、納得しないで下さい」


シロディール最北端、ブルーマ地方は遠い。
旅先ではまぁ、それは色んな事があった。


20-02

「なんじゃアレは?森の奥が赤く燃えておるぞ」

「オブリビオンゲート?!ひとつじゃなかったのかよ!」

「アレがそうか。で、マジェラ、あそこには普通に入れるのか?」

「出入りする分には簡単だよ」

「と、殿っ!なりませぬ!御身をいたわって下され!」

「ふむ。だがもうブルーマの国境も近いし、潰しておかないと後で困るのではないか?」

「寺院ってもうすぐなんだろ?」

「ぬ…仕方あるまい」






20-03

「…で、アレを取れば終わりなのかな?」

「あぁ」

「よし、じゃあ取ってこようか」

「なりませぬ殿っ!あんな物に触れて大事があったらどうなさるのですかっ!」

「ジョフリー老は心配性だな」

「な、ならばココはワシが取って参りまする」

「いや、何事も経験だ。私が行こう」

「いやいやここは経験者の俺が」

「いいえ、ここは私が」

「いやいやここはやはりワシが」

「「「どうぞどうぞ」」」

「貴様らッ?!」







20-04

「マーティン!雪だ!雪が降ってるぞ!」

「ハハハ、友は雪を見るのが始めてか」

「あんまり寒い方には来た事なかったからなぁ」

「その内何度でも見る事になるだろう。さぁ、もう少しじゃ」





そんな風に敵の追撃もなく、俺達は無事にクラウドルーラー神殿に辿りついた。

「マスター・ジョフリー!お久しぶりでございます!」

神殿の前まで辿り着くと、古めかしい鎧を着た大柄な男が俺達を迎えてくれた。

「サイラス、出迎えご苦労。殿下を中へお迎えしろ」

「はっ…すると、そこの御仁が?」

「左様。この方こそ陛下の嫡男、マーティン・セプティム殿下だ」

「おっ…おぉっ!」


サイラスと呼ばれた男はシャンと姿勢を正し、マーティンに向かって敬礼した。

「サー!クラウドルーラー寺院へよくお出で下さいましたっ!
皇帝をお迎えする栄誉に預かることなど久しくございませんでしたっ!」

「あ、あぁ…私もお会いできて光栄だよ」

「殿、もう少し威厳を持って頂かないと」

「そうは言うが、私はつい最近までただの僧侶だったのだよ。無茶を言わないでくれ」


そう言ってマーティンは俺にちょっと困った顔で笑ってみせた。
俺はどう応えていいか解らず、肩をすくめた。

「皇帝になっても、友人でいてくれるかい?マジェラ?」

「変な心配はよせよ、クヴァッチの戦友」

「そういってくれると助かるよ、友よ」







20-05

寺院の長い石段を登ると、ブレイドの騎士達が整列して待ち構えていた。
その間を通りながら、ジョフリーは騎士達の敬礼にうなずきつつ、マーティンを皆の前へ導いた。

居並ぶブレイドの騎士達を前に、まずジョフリーが口を開く。

「ブレイドよ!今は暗黒の時代だ。陛下とご子息は我らの目の前で命を奪われた。
帝国の危機だ。
しかし希望はまだある。この方こそマーティン・『セプティム』!
ユリエル・セプティム帝の真のご子息だ!」






20-06

ブレイド達はカタナを抜き、思い思いに歓声をあげる。
現状を誰よりも知る彼らだからこそ、新王の誕生は待ちに待った悲願だったのだろう。

「殿下…彼らに何か言葉を」
「あぁ…しかし何を話したものやら」


マーティンは頭をかいてしばらく困っていたが、ややあってから意を決したのか
力強くはないが、しかし意志のこもった声で話しはじめた。

「諸君。皆が私の即位を望んでいることは解っている。
全力を尽くすつもりでいる。しかし、私にとっては何もかも初めてのことだ。
演説にも慣れていない。
だがこの度の歓迎、大変ありがたく思っていることだけは判ってほしい。
いつか君達の忠誠に私が応えられる日が来ることを願っている。以上だ。ありがとう」







***


「大した演説ではなかったろう?皆をがっかりさせる程の物でもなかったと思うが」

ブレイド達が所定の持ち場に戻ると、マーティンが俺に話しかけてきた。

「自分で言うなよ」

「ハハハ…ブレイドは私をセプティムとして持ち上げようとしている。
ジョフリー老ではないが、少しはそれらしく振舞わないとな。
…恩知らずだとは思わないでくれよ。友が居なかったら、私は今頃死んでいただろう。
ありがとう」


天然なのだろうか、そういう風に言われると流石にちょっと恥ずかしい。
俺が話題を探して辺りを見回していると、ジョフリーがブレイドを伴ってこちらにやって来た。

「殿下、お部屋のご説明を致します」

「あぁ、友よ、また後でな」

「あぁ」

「その…マジェラよ、少し良いかの」

「なんだ、爺さん」


マーティンがブレイドと寺院へ入っていくのを見送った後、ジョフリーは神妙な顔つきで俺を見た。

「これからの事だが…」

「王者のアミュレットの事だな?」

「そうだ。あれは殿下の即位の儀のために必要なものだ」

「単に儀礼的な物じゃないのか?」

「ドラゴンファイアを再び灯す為には皇帝がアミュレットを持って儀式に臨まなければならんのだ。
どちらが欠けても、人類は聖火を取り戻す事は出来ん」

「奴らから取り戻さなきゃいけない訳か。それで、あの暗殺団の事は何か分かったのか?」

「…最後まで先帝をお守りしていたボーラスという男がいる。今彼には帝都に潜って
敵の正体を探ってもらっている。彼が何か掴めてないか様子を見に行って貰えないだろうか」


おいおい、ブレイドの本拠に来たってのに他に任せられる奴はいないのか?

「そんな顔をするな。いくら精鋭部隊とは言っても、シロディールは長い間平和が続いた為に
ブレイドには実戦経験のある者が殆ど居ないのだ。今は1人でも腕の確かな物が欲しい。
…それにタダとは言わん」

「?」

「君は帝国への忠誠を見せてくれた。殿下も君には信頼を寄せている様だ。
この危機の間、ブレイドの1人として殿下の傍に立って欲しいと私は考えている。
ブレイドのグランドマスターとして、君を我が騎士団に迎え入れたいのだが」



ちょ、ちょっと待ってくれ。俺がブレイド…騎士に?しかも皇帝直属の?


「…決めかねている様じゃな。まぁ、帝国への忠義も人それぞれだろう。
気が変わったならいつでも喜んで迎えいれよう。よく考えてくれ。
ともかく、ボーラスの件は承知してくれるか?」

「あ…あぁ、分かった」


ジョフリーはそう言って、寺院に入っていった。





20-07


「どうしたんですか、マジェラ」

「うん?」

「仕官することを目指していたのではなかったのですか。何故躊躇したのです?」

「…急、だったからな。それに―――」

「?」

「いや、何でもない」



正直なところ、本当に戸惑っていた。
どこへの仕官も蹴られ続けてきたというのに、あの日拾ったアミュレットがきっかけで
災禍の中心に放り込まれ、騎士に任命されるなんて、話が上手すぎやしないかと―――

それに、だ。
俺はクヴァッチの為に戦っていたあの騎士団長の事を思い出す。

マティウスは騎士としての有り様を俺に示して見せた。
結局、彼は誓いのまま主君を守り抜く事が出来なかったが、
最後まで諦めず、誇り高く―――

「…アレをやるのか」


どういう事になるんだろうか。


「…なんだろうなぁ」


…とりあえず、帝都か。行ってみるか。














注釈



●全ての不思議はアイレイド文明で解明できます

な、なんだってー。


●オブリビオンゲート?!

1周目はどう対処したか忘れたけど、コロールから普通に走ってたらナチュラルにあったので
とても驚いた。ロールプレイ的に神殿の近所にゲートがあるのもどうなのって事で閉じに行く事に。
道中じじいが無双しすぎて全然やる事がなかったりじじいが何度も足を踏む外して気絶しまくったり
エキドナが溶岩にハマって出てこれなくなったり色々ネタがあったのだけど尺の都合でカット。




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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/07/01(水) 22:11:26|
  2. RP小説-メインクエ篇
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天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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