TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記118】 予兆 【Imperial Dragon Armor #6】

と、その時だった。

118-01

突然、水面を蹴破ってその異形達は現れた。


「デイドラかっ!?」


その特異なシルエットを見て、俺はすぐにそう叫んでいたが―――違う。

それはオブリビオンですら見た事のない生き物たちだった。










118-02

「ったく・・・何なんだこいつらは」


横たわるモンスター達を見ながら俺は呟いた。

流石に丸ごしではどうしようも無かったが、エキドナが新しく覚えた魔法の剣の召喚術のおかげで
事なきを得た。
効果時間が切れたのか、悪趣味なデザインの魔法剣はカチャリと音を立てて空に消えた。


と、背後から乾いた拍手が聞こえてきたのはその時だった。


「お見事でございます。流石はシロディールのチャンピオン」

「誰だ!」






118-03

その男は何の気配も感じさせずにそこに立っていた。
声を出さなければ、亡霊と勘違いしたかもしれない。

それ程、不自然なほどまでに一切の気配を断っていた。
こうして直接目にしているにも関わらず、幻でも見ているかの様な。


「失礼をお許し下さい。本来私は『ここにいてはならない』存在なものですから」


俺の思いを見透かしたのか、男はうやうやしい態度でそんな事を言った。

『知られてはいけない』のではなく、『居てはならない』?
ちょっとしたニュアンスの違いではあるが、何故か俺にはそれがとても重要な事の様に思えた。

正体を推し量りたくて、俺は注意深く男を観察する。

だが、その表情は分厚いフードに覆われ、まったく感情を読み取る事が出来ない。
一体、こいつ何者なんだ――――。




























118-04






























118-05

「・・・マジェラ」

「なんだ?」

「私、今とてもメタりたいです」














***

















一方、帝国元老院では―――




118-06

「竜の鎧の方はどうなってる?」

「後はエンチャントを施すだけとの事で。2、3日中には完成するでしょう」



よろしい、と部下の報告にオカトーは満足げにうなずいた。


「唯一、あの英雄の気をひいた物だからな。工匠には万全を期する様に伝えたまえ」

「それにしても地位より鎧とは、変わった男ですな」

「武人とはそういう物だ。共感は出来ないがね。強いていえば感傷というところかね」






118-07


「しかし・・・本当によろしいのですか?あのどこの馬の骨とも知らぬ男を、皇帝に推挙するなど―――」

「馬の骨だからいいのだよ。どこの派閥の息もかかっておらんしな。
それに、前皇帝を最後まで支え続けた英雄で、『シロディールの竜騎士』の称号も持っているのだ。
資格は充分にある」

「ブレイドが黙っているでしょうか」

「ジョフリーは軍備の再生とブレイドの存続で今は頭がいっぱいの様だからな。その為に協力した貸しもある」

「なるほど。・・・で、当人は?」

「権力や闘争には興味が無い様だが、単純な男だ。
一度甘い汁を吸わせてやれば操るのは容易い事だろう。
なに、デイドラと1人で戦える英雄といっても所詮は政治を知らぬただの小僧。

しかも武人だ。
ウリエル帝は温厚すぎたが、これで長い事滞っていた『北』への遠征も再開できるだろう。
あの小僧なら、細かい事は考えずに私達が『正義』を訴えればやってくれるさ。

これほど次代の帝国にうってつけの人材を放っておかない手はないだろう?」

「そしてオカトー議長は新皇帝の補佐となり、実権を握る、という訳ですね」



オカトーの言葉を引き継ぎながら、側近の男はニヤリといやらしく笑った。




118-08

「セプティムの血が絶えた今、これは適材適所というものだよ」

「仰る通りでございます。成就の暁には、是非私めもお側で働かせていただきたく・・・」

「そちも悪よのう」

「大議長様には叶いませぬ」

「こやつめ。ふふふ」

「うふふふふ・・・」


















118-09

(・・・こいつぁまた、エライ事聞いちまったなぁ)













***
















118-10

「・・・それで、何故俺なんだ」

「あなた様のご活躍を我が主が耳にされた様でして」

「見境ないな、アンタらは」

「我々はデッドランドの住人たちとは無関係でございます。純粋に貴方を評価しての事ですので、誤解のなきよう」

「どうだかな。連中からも似たような口説き文句を聞いた事があるが」

「腕前は勿論。ですが、我々が欲するのはそれだけではありませんので」

「何だよ」

「さて―――それは一度足をお運びにならねば解らない事かと」

「・・・」

「それに、この提案は貴方にとっても渡りに舟かと思いまして」

「あん?」





118-11

「今日は主に代わりご挨拶に来させて頂いたまで。是非ご一考下さいませ。
かの地でお会いできる事を心待ちにしております・・・」



そう言って、男はスーッと亡霊の様に宙に消えた。





「やれやれ・・・破壊の次は狂気ときたか」

「マジェラ・・・」

「おーい!ルーキーっ!」




と、その時、街の方から見慣れた顔のレッドガードと衛兵が叫びながら俺達のところへ走ってきた。













***

















118-12

「・・・そうか、オカトーがそんな事を」

「彼が知らせてくれたんだ」



そう言ってボーラスは宮殿兵士の鎧を着たガードを見る。
酒を酌み交わそうと言っていた、あの衛兵だった。




118-13

「あぁ、ちゃんと生き返ってたんだな」

「お陰様でな。積もる話も沢山あるが、とりあえずアンタの問題だ。
あのモヤシ野郎、アンタをいい様に操り人形にするつもりだぜ」

「逆恨みされるかと思ったら妙に気前が良かったのは、そういう事だったのか」

「鎧に吊られる方もどうかと思いますが」

「うるせぇよ。あの時はその・・・ちょっとヘコんでただけだ」

「そうですね。ですが、もう大丈夫な筈です」





118-14

そう言うエキドナは、珍しく俺と目線を合わせて笑った。


「・・・」


しまった。
つい、その表情に意表を突かれてエキドナの顔に見入ってしまった。

言葉を返すタイミングを失った俺は、気恥ずかしくなって彼女から顔をそむけた。





118-15

「ふーん。そうか、さっきよりスッキリした顔だと思ったらそういう事か、ルーキー」

「なんだよ」

「ハッハッハ!」



そう言ってボーラスは豪快に笑った。
衛兵のおっさんの方はやっぱり俺達を見ながらニヤニヤ笑っていた。なんなんだアンタら。


「それで、マジェラ」

「・・・あぁ。奴が言ってた『渡りに舟』とはこの事だったのか」

「どこで見てたか知りませんが、マジェラの性格を良く解ってますね」

「踊らされてるみたいでちょっとシャクだけどな・・・」

「お前ら一体何の話をしてるんだ?」



まゆ毛をハの字に曲げながら、ボーラスが横槍を入れる。


その顔を、改めてじっくりと見る。

俺に「騎士」を初めて説いた男。
彼もまた、共に同じ剣を並べた戦友のひとり。


「ボーラス」


その愛嬌のある顔を見ながら、俺は改めて彼の名前を呼んだ。


「皇帝の剣であるブレイドとして、シロディールの守護者となる。
アンタは俺にそう言ったよな」

「あ・・・あぁ?」

「じゃ、何も問題はないな」

「・・・?」










118-16

「あとは任せた。おれは騎士をやめるぜ」













注釈



2、3行打ち込んだだけでブラウザがエラーで強制終了。FC2の調子がおかしいですね。ウチだけでしょうか。



●一体、こいつ何者なんだ――――。

もう終わりも近いのに新キャラ。一体何者なんでしょうね。
皆さんもご一緒に。


「フードの男・・・一体何者なんだ・・・?」


メインクエ終了を以って一区切りつけたいと思っております。
フラグではありませんのでご了承を。



●『北』への遠征

パクリです。すいません(笑)

けどTES5の舞台はスカイリムかサマーセット島じゃないかと囁かれてる今日この頃。
オブリビオン・クライシスで疲弊した帝国がモロウィンドやスカイリムに侵略に乗り出すというのも有り得るかも?

それにしてもハイエルフは「いい人の様で実は・・・」という役がよく似合う。
前回の宿屋の人と同じ種族なのですが。



今回使用MOD

●DMC Stylish - Animation Replacer v2.1

言わずと知れたモーション改変MODの大御所。
DMCの名前通り、あのスタイリッシュアクションの主人公をモチーフにしたモーションMODで、
構え、攻撃、移動など多岐に渡ってキャラクターの動作を変更します。
全体的にモーションがかなりアクロバティックになるため、シロディールの住民が超人集団になります(笑)

今までは片手武器の構え、移動、防御のkfファイルのみ抜き出して使用していましたが、
今回両手武器のアイドルも差し替えました。
そろそろいつもの正眼構えも飽きてきたので、もう少しラフになってもいいかなと。


●Ringwraith Mod V2

鎧扱いの真っ黒なローブ一式を追加します。
今回ハスk・・・謎の男が被っているのはこちらのMODで追加されるフードです。
SSの様に、被ると顔がまったく見えなくなります。
ホントはミステリアスなキャラや死神的なキャラクターに使うべき装備なんでしょうが・・・

同梱されるespファイルは「~Mithril.esp」「~Daedric.esp」と何種類かありますが、
どれか一つを選んで入れて下さい。
これは例えば「~Mithril.esp」の場合は「ミスリル装備と同じ性能になるよ」という事の様です。
導入後はRindirs Staffsで販売されます。




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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/12/15(火) 21:08:15|
  2. RP小説-メインクエ篇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

こんばんわ~
お代官様!ガードに聞かれてますがな!
ハスk。。。。いや、
フードの男・・・一体何者なんだ・・・

>モロウィンドやスカイリムに侵略に乗り出すというのも有り得るかも?
アリアリ。すごくアリです wktk
  1. 2009/12/15(火) 23:06:59 |
  2. URL |
  3. かにうま #-
  4. [ 編集 ]

議長はやっぱりお代官な役、宮殿騎士に聞かれとる・・。

おや、ハスk・・・違うな
何処かで見たことある気がするが、誰だろうか

北、への遠征。コレは気になる!
  1. 2009/12/15(火) 23:46:43 |
  2. URL |
  3. 画竜点睛/件 #-
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2009/12/16(水) 12:20:30 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>かにうまさん

Morrowindだと帝国が悪役?だったりするみたいで、決して良いだけの国では
ないという所もTESシリーズの面白いところだと思います。
サブクエストでも帝国の暗部を垣間見る機会も多いですしね。

前作の事情ツッコミだしたらキリがないのでこの話はOblivion単体で
完結できる様、勧善懲悪の展開になってますが・・・。


>件さん

冷静に考えたら宮廷の廊下でこんな話してる方もどうかしてますが
演出の都合ということで(笑)

シヴァr・・・某所をちょっとのぞいてきましたが、人々のファッションが
シロディールとはまた違ってて面白いですね。


>非公開コメント様

いらっしゃいませ。
アングル詐欺で誤魔化してる男なので、カッコイイと言ってもらえると素直に嬉しいです(笑)
何度か整形を試みましたが、やっぱりHumanは顔色の癖が強くて
難しいですね・・・。これ以上はテクスチャ張り替えしてコピー種族作るしか・・・。

キャラメイクは色々と大変ですが、良い子に恵まれる様祈っておりますw



  1. 2009/12/17(木) 22:54:57 |
  2. URL |
  3. 天気輪 #-
  4. [ 編集 ]

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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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