TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記106】 絶対的絶望 【Light the Dragonfires #6】

106-01


「空が・・・!」


赤く染まる空を見て、オカトーが絶句する。
帝都にオブリビオンゲートが降りたというのはどうやら本当らしい。


「噂には聞いていたが、何とまがまがしい・・・!」

「同感だ、オカトー議長。そしてシロディールの空がこんな物であってはならない」



言いながら、マーティンは腰の長剣を引き抜いた。
議事堂の外では、既に衛兵たちがゲートから現れたデイドラと交戦をはじめていた。



「オカトー議長、まずは目の前で戦っている彼らに加勢しよう」

「もはや自ら戦いに臨むことは無いと思ってましたが・・・!



デイドラ達の異容に息を呑みながら、オカトーは持っていた杖を握り直した。

「おいおい、あんたも戦うのか?」

「私は議長であると同時に宮廷魔術士でもある。舐めないでもらおう」

「ほっほ、錆び付いてなければいいがの」

「は、ハイエルフは元から長寿だ。たかが数十年がブランクになるものかっ」



ムキになるオカトーを見てジョフリーはからからと笑った。
帝国の老人同士、この2人の付き合いも長いのだろうか・・・


「衛兵!陛下を護りつつ進撃するぞ!」




106-02














***















106-03

「助かりました議長。それにブレイドの方も・・・!」


隊長格の衛兵がマーティンに敬礼する。
帝都兵たちの練度は想像以上に高く、俺達が合流した後すぐに周辺のデイドラを殲滅する事に成功した。
どうやら数で押し切る事さえ出来れば彼らでもドレモラを撃退できそうだ。

・・・もっとも、頭数がいればの話だが。


「状況は?援軍は期待できるのか?」

俺が聞くと、隊長格の衛兵はかぶりを振った。


「もはやこの周辺は孤立状態です。兵舎から駆けつける事が出来たのは我々だけです」

「もうそんなに攻め込まれてるのか・・・」

「帝都全域にオブリビオンゲートが散発的に展開されているという状況です。
各所に滞在している衛兵たちが対応にあたってますが、この分散された状況でいつまで保つか」

「なんてこった・・・」

「本当か!何ということだ!」



オカトーが大声で悲鳴を上げた。
だが、それは衛兵に対してではなく、空を見上げて何か見えない相手に言っている様だった。


「どうしたモヤシ。気でも触れたか?」

「私は正気だッ!・・・それより、今魔術士ギルドの同胞から伝令が入った」

「伝令?誰も来てないぞ?」

「魔術士同士の念による対話ですね。その技は久しく失われていたと聞きましたが」

「ハイエルフの秘術だ。卓越した魔術士同士でしか成立せぬ故あまり知られてないが・・・」

「あぁ、同胞ってのはそういう意味か」

「今はそんな事はどうでもいい!」



俺とエキドナの質問に律儀に答えながら、オカトーは急に怒鳴った。


「一体どうしたんじゃオカトー。お主らしくもない」


ジョフリーの一言にオカトーは周囲を見回し、議長としての威厳を慌てて取り繕いながら
落ち着いて話しだした。


「・・・どうやら攻められてるのは帝都だけではないらしい。
シロディールの各都市の同胞からデイドラが襲撃してきたとの情報が入った」

「何だって?」

「コロール、ブルーマ、スキングラード、アンヴィル、レヤウィン、シェイディンハル、ブラヴィル、7大都市すべてだ!
・・・どうやら援軍は期待出来そうにないな」



吐き捨てる様に言うオカトーの絶望的な報告に、帝都兵たちがざわめいた。


「ブルーマに援軍を送らなかったバチが当たったのか・・・」

「バカヤロウ、関係ないだろ!」

「それより、一体どこにそんな戦力があったんだ!開かれてるゲートは残り僅かだった筈じゃないか!」



確かに、不可解な状況だった。
各地で問題になっていたゲートは俺が全て閉じた。
もはや奴らに各都市に直接攻め込んでくる様な戦力はシロディールには無い筈だった。

この戦いは奴らが残存兵力を集めて起死回生の為にマーティンを狙ったものでは無いのか・・・?



106-04

「・・・どうやらワシらはメエルーン・デイゴンというディードラを甘くみていた様じゃな」


ジョフリーがぽつりとつぶやいた。


「どういう事だよ爺さん」

「今回の帝都侵攻、デイゴンからしてみればいつでも出来た筈なのじゃ。
ドラゴンファイアが消滅している今、キャモランという協力者を得ずともタムリエルへのアクセスは
奴にとっては容易だったのじゃからな」

「じゃあなんで今更?」

「楽しんでおったのじゃよ。
奴は破壊の神。奴の目的は侵略ではなく殺戮なのじゃからな。
だから今までゲートの降臨も散発的、というか適当に行われていた。

・・・だが、今はこうしてドラゴンファイアの儀式の準備が整い、タムリエルとオブリビオンの
つながりは閉じられようとしている。
遊び場を取られてはかなわんと、ようやく本気になったという訳じゃな」

「今までのが遊びだったっていうのか・・・?」



俺は愕然とした。
なら、今までの戦いは一体なんだったんだ・・・。
これまで奴らが本気じゃなかったっていうなら、今から何が起こると・・・





106-05

呆然としながら、俺は何気なく視線を燃え盛る帝都の町に泳がせた。

・・・遠くから悲鳴が聞こえる。
絶対的絶望。

大気は燃える様に熱いというのに、先程まで笑って平和に暮らしていた人達が冷たくなっていく。
それは、オブリビオン界の地獄とほとんどかわらない景色だった。

ふと、足元に倒れている死体のひとつと目が合った。




106-06





「・・・ぁ――――」


エキドナが背中で小さく息を呑むのが聞こえた。
あいつも、気付いたらしい。



















104-05

『よしきた!ブルーマなんてド田舎じゃできねえ遊びを教えてやるよ!』





















「・・・どいつもこいつも、約束を守られない奴らばっかだな帝国の連中は・・・!」









足元の死体は・・・あの、帝都兵だった。

106-07

「・・・畜生ッ!」





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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/10/29(木) 19:30:11|
  2. RP小説-メインクエ篇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

デイドラ

いつか此方も攻める形で英雄に逢うでしょう。
大どんでん返し ってのをやってみたいっすね。

帝都兵、毎日のようにお世話になります・・。
  1. 2009/10/29(木) 23:23:46 |
  2. URL |
  3. 画竜点睛/件 #-
  4. [ 編集 ]

Re: デイドラ

>件さん

商品を手に取っただけで襲ってくる鬼畜な帝都兵も人間なんだよ、とゆーことで用意したキャラでした。
帝都兵プレイなんてのもいつかやってみたいですねー。

そういや件さんとこの主人公はアンチプレイヤーでしたね。
一体どんな英雄が飛び出すのでしょうか。
  1. 2009/10/30(金) 19:42:54 |
  2. URL |
  3. 天気輪 #-
  4. [ 編集 ]

待て、これは孔明の罠d(ry

マジェラと飲む約束をする=死亡フラグの法則。

そのうちシシスからお誘いがあるんじゃないでしょうかね?
飲み会に誘うだけで暗殺をやってのけるからという理由でw
  1. 2010/06/11(金) 21:08:16 |
  2. URL |
  3. 一読者 #2NKnmN5w
  4. [ 編集 ]

Re: 待て、これは孔明の罠d(ry

>一読者様

言われてみたらそうですね。
だから彼は友達が少ないのかもしれま…おや誰か来たようd(ry

  1. 2010/06/13(日) 19:59:30 |
  2. URL |
  3. 天気輪 #-
  4. [ 編集 ]

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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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