TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記104】 王の凱旋 【Light the Dragonfires #4】

「懐かしいな。だが、以前とはまた違って見える」

それが、マーティンが帝都に入った時の第一声だった。




104-01

「帝都にはよく来てたのか?」

「昔はアルケイン大学に籍を置いていた事もあったのでね。中退してしまったが」

「流石不良魔術士」

「言ってるといい」






「しっかし、皇帝の凱旋だってのに迎えのひとつも寄越さないのか?
誰も騒いでないみたいだしよ」

「元老院のオカトー議長の配慮だろう。まだ皇帝の帰還は公にはされておらん様じゃな」

「下水道の件か?」

「うむ、まだ帝都にもミシックドーンが潜伏しているとも限らんからな。
ドラゴンファイアの儀式が済むまでは気を抜けんという訳じゃ」

「…そうか」







73-10

「…ま、現実は非情だよな…」






104-02

「どうかしたかね?」

「いや、何でもない。…しかし、そうするとアレだな」

「うん?」

「マーティンは朝早くから皇帝のコスプレして歩いてる変なおっさんにしか見えないかもな」

「・・・その発想はなかったな」

「バカモン、由緒正しい皇帝の正装にケチをつける気かッ!」

「・・・でも今着る必要は無かったですよね?」

「それは私も思ったが、老に勧められるままに袖を通してしまってな・・・」

「なんなんだ爺さん?これもドラゴンファイアの儀式に必要なのか?」

「・・・」

「爺さん?」











「演・出・じゃっ!!」

「言い切ったよ」
「言い切りますか」















***















104-03

早朝の無人の帝都を歩きながら、そんな話をしている内に帝国議事堂に辿り着くと
ようやく衛兵の1人が俺達を出迎えてくれた。


「陛下、帝都到着の知らせを受けておりました。オカトー議長がお待ちです」

「分かった。では済ませよう。出迎えありがとう」



マーティンはそう言ってかしこまる衛兵に右手を上げて応え、ジョフリーと議事堂の中へ入っていった。
俺達もそれに続こうとすると、門番をしていた衛兵が声をかけてきた。


「よう、ブレイド。上手くやったみたいだな!」




104-04

いつぞやのあの衛兵だった。


「あんたか。久しぶりだな。元気だったかい?」

「お前らが来るって話が着てから帝都も厳戒態勢になってな。お陰で息子の方は元気だがな!」



そう言って衛兵は下品に笑った。
どうやら寝不足でかなりハイになっているらしい。


「だがよ、それで今日で終わりなんだよな?帝都なんかに就職しちまったせいで
この戦いからはずっと蚊帳の外だったが、それはそれで辛かったぜ・・・」

「そいつは、1度ドレモラと戦ってみてから言うんだな?」

「ハハ、流石にクヴァッチ帰りはおっかねえな」



衛兵はおどけながら、俺の肩を叩いた。


「でもよ、昨日は西で、今日は東で巡回兵のダレソレがやられちまったってな・・・
その中に同期の名前があったりすると前線にいなくても結構痛いもんでさ」

「・・・そうか。つまらない事を言ったな」

「いや、連中を倒したのはアンタ達だ。そいつぁ間違いないさ。
・・・ありがとよ、ブレイド。これであいつらも浮かばれる筈だ」



そう言って衛兵は、何ともいえない良い笑顔を浮かべた。
その面影は、何となくボーラスに似ている様な気もした。


「・・・そう言えばあんたとはいつか飲もうって約束してたな」

「ハハッ!覚えてたか。嬉しいねぇ」

「同じ事を言った奴がもう1人いたんだが、アンタの方が先約だ。
マーティンが暇になったらいい所を教えてくれよ」

「よしきた!ブルーマなんてド田舎じゃできねえ遊びを教えてやるよ!」






104-05

そう言って衛兵はもう一度破顔して、俺にウィンクを送ってみせた。














***















104-06

「あなたがオカトー議長かい?」

「おお・・・その姿、アミュレット・・・若き日のウリエル帝にうりふたつでございます」



やっぱり誰が見ても似ているらしい。
議事堂に入った途端、オカトーはマーティンの姿を認めるなり反射的に頭を下げた。





104-07

「あぁ、申し遅れました、帝国元老院の議長を務めております、オカトーと申します。
お待ちしておりましたマーティン陛下。
それにグランドマスターに…君はいつぞやのブレイドの使者か。
この度は帝都本軍を動かせずまことに申し訳ない。私にもっと力があれば・・・」

「気にすんな。モヤシにも事情があったらしいしさ」

「も、もやし?」



ゴホン、と話の腰を折るなとでも言いたげにジョフリーがわざとらしい咳(せき)をした。


「それで、議長。儀式の件だが…」

「失礼しました。元老院は満場一致であなたの帝位継承問題について結論を出しました。
…マーティン・セプティム、元老院の代表としてあなたの即位を承認いたします。
速やかに戴冠式を・・・」



再び拝礼するオカトーにマーティンはうなずいた。





104-08

「長かったなぁ・・・」

「これで全部終わりますね」

「帝国の権威も復活、デイゴンの侵略もドラゴンファイアでストップしてめでたしめでたし、だな」



全てが収まるべき所に収まり、世界は平和を取り戻そうとしていた。












「議長!オカトー議長っ!」




104-09

その直後、一同の安堵を引き裂く様に議事堂の扉が開け放たれ、
息を切らした衛兵が金属鎧を激しく鳴らしながら駆け込んできた。


「何事だ!?陛下の御前であるぞ!」

「申し上げますッ!」



オカトーの制止を無視して、衛兵はまくしたてる様に叫んだ。
・・・いやな予感がした。


「帝都市街にオブリビオンゲートが出現!
デイドラが直接帝都に攻め込んできましたッ!」















●注釈



●下水道の一件

夜明けの行方編でミシックドーンの幹部、レイヴン・キャモランらが密かに信徒達の勧誘を行っていた事。
マジェラとボーラスの潜入捜査により壊滅する事が出来たものの、元老院は他にもミシックドーンの
残党が帝都内に潜伏しているものとみて現在も調査を進めている。

ちなみに帝都の下水道を歩いてみると死霊術士はいるわヴァンパイアはいるわと
実はかなりマッドな人達の巣窟と化している。
チュートリアルと盗賊クエぐらいでしか余りお世話になりませんが、ダンジョンとしてはOblivion中
1,2を争う広さと複雑さなので探索好きなら一度は潜ってみるべし。

・・・実入りはほとんど無いですが、MAPを埋めた時の妙な充実感が。
複雑すぎて道を覚えるのは無理くさいですが、盗賊プレイなら侵入経路や脱出経路としての利用を
考えるロールプレイもアリかも。



●演・出・じゃっ!

皇帝のローブでクラウドルーラーから帝都まで・・・
ファーとかついてるし雨とか雪とか降ってたら悲惨な事になったと思うのですが。
道中の山賊の返り血とか。



●いつぞやのあの衛兵

プレイ日記49でも登場した帝都宮殿(帝都議事堂)の入口の門番をしていた衛兵。
オカトーを文官気質の「もやし野郎」と罵りつつも、議会の崩壊を防ぐために日夜
頭を痛めている彼に対する理解も示していた、マジェラいわく「意外といい奴」。

ただの門番の癖に議会の内情に異常に詳しかったりする辺り、侮れないモブだったりする。


●オカトー議長

同じくプレイ日記49以来の再登場。
先帝ウリエル暗殺事件後、帝国の統治を代行していた元老院の長。
長命かつ起源のエルフの特色を色濃く継承しているハイエルフの生まれからか、
妙にプライドの高い所があり、少々堅物な人物。

以前より若く見えるのはFTRの影響です。・・・別人すぎる。


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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/10/26(月) 20:09:12|
  2. RP小説-メインクエ篇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

りゅりゅりゅリュックが!

リュックかっこよすぎですね……。
リュックに目が行ってしまいました。
そそる!
  1. 2009/10/27(火) 01:50:32 |
  2. URL |
  3. Vanessa #GCA3nAmE
  4. [ 編集 ]

Re: りゅりゅりゅリュックが!

>Vanessaさん

こんばんわ。
エキドナが背負っているのはJannix Quinns Scripted BackpacksというMODで追加される物です。
TESNEXUSに置いてあります。

いわゆる持ち運べるコンテナ系のアイテムですが、詰める程リュック自体が重くなる為、
4次元ポケットの様な物ではなく、詰めた分だけ少し重さを軽減してくれるという
ちょっとリアルなアイテムです。

MPCに持たせる意味はあんま無いのでウチではスクリプトを外して使ってます。
鎧属性に変更したので休憩時にはちゃんと外してくれるという仕様。
雰囲気作り以上の意味は特にないです(笑)

  1. 2009/10/27(火) 23:01:26 |
  2. URL |
  3. 天気輪 #-
  4. [ 編集 ]

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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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