TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記101】 Amulet of Kings 【Light the Dragonfires #1】

戦いは終わった。

ここまで大きな戦いに巻き込まれた事が今まであっただろうか。

俺は多くの人達と出会い、多くの怪物たちと刃を交え、
今日まで戦ってきた。

だが、得た物が多かった分、失った物も更に多かった。

オブリビオンゲートの脅威にさらされ倒れていった罪なき人々。
ブルーマ防衛戦で散っていったボーラス。多くの兵士たち。

…そしてエルダミル。

こんなちっぽけなアミュレットの為にどれだけの犠牲を費やしたのだろう。


「だが、君は失う為に絆を得た訳ではない。友よ」


俺の今の気持ちに気付いたのか、マーティンがそんな事を言った。







100-11

「君の戦いは、シロディールの民に希望を与えてくれた。
君の旅は、シロディールの民をひとつにしてくれた。その事を忘れないで欲しい。
オブリビオンの軍勢と戦う君の雄姿があったからこそ、我々も戦う事が出来たのだから」

「…マーティン」

「君と共に戦ったミシックドーンがどんな男だったのかは知らない。
…だが、君は1人ではない。
覚えていて欲しい。君がキャモランと対峙している間に、どれだけの者が君に祈りを捧げていたか。
今こそ君をこの名で呼ばせてもらおう。はじまりの解放者、Hero of Kvatch。
我々はこの偉大なる英雄の帰還をずっと待ち望んでいたのだ」






101-01

と、周りを見回すと、ブレイドの隊員たちがズラリと円を描く様に並んでいた。
中腰で、抜いた剣は床に突き立てて。

剣の柄を上に向け、自らの剣が相手の物である事を誓う姿勢。
ブレイドに入隊した時に、ジョフリーが教えてくれた作法だ。

それは皇帝に捧げるものと同じ、ブレイドの最大級の敬意表現だった。






101-02

「みんなずーっとこの体制で待ってたんだぜ。足が痺れそうだったぜ」

「フフ、足を崩そうとする人がいるたびに怒鳴ってたのは誰だったかしら?」







101-03

「お前のエラそうな態度は前からムカついてたが、今は誉めてやるよ」

「剣の腕だけは達者だったがな。お前ならやってくれると思ってたよ」







101-04



「誰とも無しにこうしてお前を迎えようと皆自発的に待っておったんじゃ。
ようやく『殿下のお気に入りの流れ者』から卒業できたな、若いの。
お前も一人前の騎士として認められたという訳じゃ」

「マスターの言う通りだ。隊長の座はまだ譲れんが、お前がブレイドのナンバーワンなのは認めざるを得んな」

「お前ら…」






101-05

『よくぞ戻った、クヴァッチの英雄!!』











キャモランに最後の一撃を放つ為に走った、あの瞬間、
俺の背中を押したのは確かにシロディールで出会った人達の声だった。

マーティンから始まった、俺がシロディールで手に入れた「輪」は
こんなにも大きくなっていたのだ。
















101-06

「…まったくよ。やかましくて仕方なかったぜ。
向こうにいる間も、聞こえてたさ、お前達の声は」


















101-07

「・・・ただいま」















***

















101-08

「ところでマーティン、その格好は?」

「…皇帝のローブ。歴代タムリエル皇帝が身にまとってきた由緒正しき衣装じゃ。
まさに皇帝の証じゃな」



慣れない派手なローブを着て少し気まずそうにしているマーティンの代わりに、ジョフリーが
誇らしげに答えた。


「流石は殿下、良く似合っておられる。若い頃の先代にそっくりですぞ」


確かにこうして見るとよく似てる。ウリエル帝とは夢でしか会った事がなかったが。


「…つまり、私も覚悟を決めたという事だよ」


ベタ誉めするジョフリーの視線を避ける様に、マーティンが照れ隠し気味にいった。


「君は約束通り私の剣になってくれた。今度は私が約束を果たす番だ。
…剣に相応しい王になれるかは解らないが、ね」

「なれますとも。全ての準備は整ったのですからな」



はにかむマーティンをよそに、ジョフリーは太鼓判を押す様に自分の胸を叩いた。


「さぁ、若いの。今こそ殿下に王者のアミュレットを。
ローブは所詮皇帝の威光を飾るものに過ぎん。
それを身に付けられる者こそが歴代タムリエル皇位継承者の真の証。
アカトシュから賜ったそれはセプティムの正統なる血統にしか身に付けられんのじゃからな」

「あぁ」







101-09

「…君を騎士に任命した時の事を思い出すな」

「今度は立場が逆だな、陛下」






101-10

「…少し緊張しているよ。ひょっとしたら私は本物の皇帝ではなくて、
身に付けた途端このアミュレットも胸から滑り落ちるのではないかとね」

「今更だな」

「今だからさ。そんな事はないと確信している。クヴァッチで君の話を信じた時からね。
だが、皇帝になるという事と、皇帝たるということは全く別の話だ」

「資格は無くても義務はあるぜ。マーティンには既に皇帝として必ずやらなきゃならない仕事がある」

「なんだい?」

「俺と一緒に帝都に戻って、腹いっぱい食わせてくれる事だ」

「そういう約束は、よく覚えているのだな」



そう言って、俺達は顔を見合わせて笑った。






101-11

俺がマーティンの首にアミュレットをかけてやると、
その王家の証はそこがまるで自分のあるべき位置であるかの様に
するりとマーティンの胸に収まった。


「新皇帝の誕生だ!」


ブレイドの誰かがそう叫ぶと、クラウドルーラーに歓声が沸きあがった。













注釈




●ようやく『殿下のお気に入りの流れ者』から卒業できたな、若いの。


このブレイドが円陣で迎えてくれるシーンもメインクエでかっこいい場面のひとつなんですが、
何でこんなポーズしてたのかもう少し説明欲しいよなぁと。

ホントはここでマーティンが皇帝としての姿を初披露する場面に華を添えたかったのだと思うんですが、
そういえばブレイド内でのプレイヤーの扱いって…と思ってこんな展開で書いてみました。

突然やって来た流れ者の癖にブレイドになるわ、新参者の癖に特命与えられるわ
マーティンからは妙に贔屓されてるわでブレイドの連中も最初は良く思ってなかったんじゃないかと。
何よりウチの主人公は騎士としての自覚やら品位やらが(ry

それにしてもブレイド隊員のツンツンぶりは以上。
いつ話しかけても「今は忙しい」って言われます。仲良くやろうぜブラザー。


●…まったくよ。やかましくて仕方なかったぜ。

後で画像良く見たら…なにニヨニヨしてんだよエキドナ。


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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/10/18(日) 23:42:16|
  2. RP小説-メインクエ篇
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天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
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