TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記94】 エルダミルの正体 【Paradise #11】


93-07



「エルダミル!!手前ッ!!」

「ハハハ!泣け!叫べ人間ッ!ハハハハッ!!」



エルダミルが何も答えない代わりに、ドレモラが高らかに笑った。
まさかコイツら、グルだったのか!?

必死で牢屋からの脱出を試みるが、どうやらこの檻はドレモラの武具以上に
頑丈な素材で出来ているらしく、ビクともしなかった。

そうこうしている間に足元に溶岩が迫ってくる。
肌を焼く様な熱気がまとわりつく様に俺の顔を撫で付けた。





「クソッ、ここまでなのか・・・!!」

遂に牢が溶岩の中へ沈み始めたその時だった。

ガクン、という衝撃が牢を揺らし、溶岩への降下が止まったのだ。






94-01

「…助かった…のか?」

「何だ!どうなっておるのだ!」



事態の急変に俺が驚いていると、頭上からドレモラのしゃがれた叫び声が聞こえてきた。


「…ふむ。どうやら故障のようですな」

「故障だと?」

「なるほど、檻を吊るしている鎖に何か詰まってしまっている様です」

「分かっているならさっさと直せ!このクズが!」

「かしこまりました。では少々お待ち下さい。そうですね、半日ほど」

「半日だと?」

「ええ。…何せドレモラの技術は難解で我らの手にはいささか難儀でして」

「皮肉のつもりか!…もういい、興醒めしたわ。
次の見回りまでには必ず直しておけ!!」



会話が止み、ドレモラらしき足音が遠ざかっていった後、
再びガクン、と牢屋が揺れ、今度は上昇を始めた。




94-02

牢屋は元の位置まで上がるとそこで停止し、エルダミルのいる場所の
対岸に向けて扉が開いた。


「済まんな。彼らを欺くにはこれしかなかった」

「殺す気か!」

「その牢屋には最初から途中で止める事も出来る様に細工してあった。問題ない」

「おま、さっきは手にあまる技術だって…」

「この程度のカラクリ、造作もない。それに、どうしても必要だったのだ。
このまま奥に行けばドレモラ達の居住区を通らざるを得ないからな」



言われて後ろを振り向くと、こちらにも更に奥へ向かう通路が続いている様だった。




94-03

「その道を進めば出口に向かう事が出来る。私もこちらから回り込むから
そこで落ち合おう。君にはめられた腕輪もその時解呪しよう」

「分かった」















***














言われた通り洞窟の奥まで来ると、エルダミルが待っていた。


94-04

俺が腕を差し出すと、エルダミルは本1ページ分くらいの長い呪文を唱えた。
すると、カチンと小気味良い音と同時に『選ばれし者の腕輪』の留め具が外れた。


「外していい。その腕輪にはもう用はない」


俺は腕輪を洞窟の壁に叩き付ける様に投げ捨てた。
持って帰っても値打ちのつく様な物じゃあるまい。

と、その時、頭上からまたあの『声』が響いた。





94-05

『よくやった、勇者よ!お前なら私と肩を並べたかもしれん』

「マンカー・キャモラン?…テメェ、ずっと俺達を見てたのか」

『私が貴様の様を嘲笑っていたと?とんでもない。
貴様が私に近付くにつれて、私は運命の足音を感じていたよ』



そう言いつつも、キャモランの声はどこか楽しそうだった。


『我が前に立ちはだかる英雄気取りの連中にはうんざりしていた。
己の無力さを晒すだけなのに』

「その通りだ我が師よ。彼の魂は本物だ。
もはや貴方とて侮れぬ存在だと知るがいい」



突如口を挟んだエルダミルの言葉に、キャモランは若干驚いた様だった。


『ほう、ほう、ほう・・・!誰かと思えば不肖の弟子ではないか?
新たなる秩序の到来に怯えて逃げ出した裏切者。
お様がなぜセプティムの側にいるのだ?自称革命家よ』

「あれが貴方の望む世界だと言うのなら、それはもう人の世ではない!
破壊神であるデイゴンにだけには世界を委ねてはいけないのだ!」



それまで冷静だったエルダミルが声を荒げて叫ぶ。
だが、キャモランはそれに対してけたたましく哄笑した。




94-06

「何がおかしい!」

『それをお前が歌うのか?それをお前が語るのか?エルダミルよ』

「っ…!」

『それともそれがかの地でお前が得た経験という訳か?ん?我が弟子よ』


「…一体何の話をしてるんだ?」

「英雄よ・・・私は…」

『答えてやろうセプティムの犬よ。その男は今回の事件の最大の功労者。
いや、貴様から見ればタムリエル最大の大罪人と言った方が良いかな?』

「なんだと?」

『そうだろう?何故なら…
ウリエル帝の暗殺、クヴァッチへのオブリビオンゲート召喚、
全て立案し実行したのはその男なのだからな。なぁ、エルダミルよ?』

「・・・・・・っ!」















注釈



●キャモラン小話

先回までのエルダミルのセリフの幾つかは、実際にはキャモランから
今回の様に投げかけられてくるものです。

今回のクエストで重要なキーパーソンを担ってる筈のエルダミルさんなんですが、
イマイチ存在感が薄いので再構成してます。


●俺は腕輪を洞窟の壁に叩き付ける様に投げ捨てた。

実際のゲーム中でも強制的に捨てられます。
実は同じグラフィックの物が無いユニークアイテムなので取っておきたいんですが(笑)


●エキドナが出てこない理由

実はこの洞窟内でMPCが同行していると牢屋のイベントが見れません。
ドレモラがMPCが接触するとそのまま戦闘に入ってしまうためです。
一応、そのまま敵を倒しながら洞窟の奥まで進めばイベントは進行しますが…

そんな訳で今回の小人化というネタを思いつきました。
実際のゲーム中ではエキドナは小洞窟の入口で待機しています。

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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/10/06(火) 20:54:37|
  2. RP小説-メインクエ篇
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天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
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