TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記79】 オブリビオン 【Defense of Bruma #10】

「俺が、お前らと同じ…ドレモラだって言うのか?」

「厳密には違うな」



兜の下から独特のしわがれた声で、ドレモアの剣士は言った。


「貴様には我らの闘争の象徴たる角も無ければ生まれつき刻まれた戦化粧も顔にない。
我らとは異なるオブリビオンの住人―――そう考えるのが自然ではないか」








79-01

「貴様はオブリビオンが我が神メイルーン・デイゴンの治める『死せる土地』だけだと
思っていた様だが、実際は違う。
オブリビオンは16人のディードラ・プリンス、或いはディードラ神と呼ばれる
ディードラの長が治める固有の領域。この世界もまたオブリビオンと呼ばれる
世界のひとつに過ぎん」






79-02

「我が貴様を同胞と呼ぶのはそれよ。
戴く神は違えど、貴様もおそらくはまた定命なき世界の住人の一人。
本来ならばニルンの民とは相容れぬ存在であった者」

「俺が…オブリビオンの住人?」

「左様。貴様がニルンの世界でどう生きてきたかは知らぬが
―――その半生、決して満ち足りた物だったのではあるまい」



物心ついた時には、周りに味方は誰も居なかった。

「どこにも居ない」種として煙たがられ、忌み嫌われて―――

この世界の住人の筈なのに、この世界に適応するのに長い長い年月が必要だった。

富む者を僻み、侮蔑する者は誰彼構わず殴り倒し、一人の夜に泣いたあの頃。

あの頃感じていた絶対的な孤独感。

…『絶対的』で当たり前だったのだ。
この世界に、元から俺の居場所は用意されていなかったのだから。




「・・・俺は」

「それが今やニルンの救世主か。皮肉な事よな。
今どの様な経緯で貴様がここに立っているか知らぬが、
これが貴様らの崇めるナイン・ディヴァインの降した運命とやらか?
それとも―――あの忌まわしきドラゴン・ファイアを司る一族に担ぎ上げられたか」

「なっ―――」






20-05

『皇帝になっても、友人でいてくれるかい?マジェラ』






79-03

「違う!マーティンは!」

「否定できるのか?我は知っているぞ。
かつて貴様の主がディードラとの交信を試み、その秘術に手を付けていたことを。

貴様がミシックドーン共からザルクセスの書を奪取した折、
何の防護手段も持たずにあの書に触れたにも関わらず、何故ディードラの呪いを受けなかったのか?

…ニルンとはいえ彼奴もそこまで馬鹿ではあるまい。
それがどういう意味か気付かぬ筈がないのだよ!」

「っ・・・!」






54-07

「…君は見るべくして父の最期を見て、クヴァッチに辿り着いたのかもしれないな」

「伝説の勇者って柄でもないさ。…この赤い眼のせいで酷い目にあった事の方が多いんだ。
今更世界を救うだなんて言われても、冗談じゃねぇ」

「すまない。他人の身体の事をあまりとやかく言うべきではなかったな」






マーティンは、知っていた?
…知っていて仕向けたのか?ブレードへの入団を。
結果的に各地のゲートを潰して回る事になったあの旅を。






79-04

塔が―――いや、世界全体が激しく揺れ響きだしたのはその時だった。


「なんだ!?」

「この振動は・・・ぬかったわ!」







79-05

「マジェラ!」

「エキドナ!動けるのか!?」


「あなた方が戦っている間にシジルストーンは回収させて頂きました。私たちの勝ちです」

「いつの間に…」







79-07

「ハッハァッ!!試合に勝って勝負に負けるとはな!我を忘れて興じてしまったわ」

そう言いながら、ドレモラの剣士はさほど悔しそうでもなく笑った。
ドレモラという種族は根っからの戦闘民族であるらしかった。
闘争さえ出来れば後はどうでもいいらしい。

「…まだ勝負はついてねぇ」

「まだ吠えるか、異界から降りし者よ。年月を経てニルン共に染まった様だな」



口は悪かったが、ドレモラは別段俺を侮蔑している様でも無かった。






79-08

「良かろう。我はキャモランが作りし『楽園』にて貴様を待っている。
追ってくるがいい。その時こそ真の死合いを果たそうぞ」



オブリビオンが崩壊していく中、そう言ってドレモラの剣士は最後まで笑い続けていた。














注釈



●ドラゴンファイア

アカトシュ神がセプティム家に伝えたOblivionからの侵略を防ぐ聖なる結界。
その儀式は代々タムリエル皇帝によって行われてきたが、先帝の暗殺により消滅、
ドレモラ達の侵略が始まったというのが今回の経緯。

日本語Wikiを見る限りでは恐らく最初の図のような世界なんだと思います。
もし間違っていたらこのドレモラの勘違いという事で(何)

アーティファクトやガクブル島の存在なんかを考えるとひょっとしたらDragon Fireは
メイルーン=デイゴンとその使徒の侵略だけを防いでるのかもしれません…

あと、作ってから気付きましたが、Oblivionの領域はドレモラ君の言う通り16個です。
相関図が12個になっているのは間違いorz


●ディードリック・プリンス

単にディードラ神とも。
デイドラ達の中でも特に強力な力を持つ者達。
それぞれがオブリビオン界に固有の領域を持ち、その住人達にとって彼らは領主であり神である。


●ディードラ

Daedra。
一部デイドラとも書いてますが特に深い意味はないです。
広い意味ではOblivion界の住人全般を指す。
一般的にはスキャンプ等の下等生物のみを指し、ディードリック・プリンスや
ドレモラ(Tamrielにおける人間種)は含まれない。


●貴様もおそらくはまた定命なき世界の住人の一人

デイドラは基本的に死と無縁の存在なので、日本神話でいう常世のような場所と考えられる。
逆にニルン(タムリエル)の人間を指して「定命の者」とも。

ディードラ神はともかくドレモラが倒せば死ぬのは、死んだらリスボーンするのか
寿命はないけど殺せば死ぬとかそんな感じなのかな。

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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/09/05(土) 00:34:47|
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天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
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