TES4-輝輪酸紀行

PCゲーム「oblivion」のRP小説とMOD解説感想などなど。

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【プレイ日記77】 宿敵 【Defense of Bruma #8】

77-01

「攻城兵器…あれが!」


ゲートに入ってすぐ、俺たちの目に飛び込んできたのは、大輪の華を思わせる
超弩級の大型砲台だった。








77-02

「見た目だけのこけおどしじゃ無さそうだな…!」

「始動に向けて既に魔力のチャージが始まっています…
このエネルギー量、もし現界で放出されれば城が焼き尽くされる所では済みません!」

「敵も本気ってことか…」



右手に持つ『北風』を改めて握り直す。

途中、かなりのドレモラを斬り倒したが、魔力の残量はまだ問題なさそうだ。
俺が持つ手に力を込めると、北風はオブリビオンの熱気を振り払うかの様に白く輝いた。


「殿下の予測はおおむね正しかった様です。
私の観測予想でもこの兵器は後15分前後でゲートを突き破り、発動します」

「…最初から最後まで全力で飛ばす。
残り時間のカウントは任せたぜ」

「はい」








「マジェラ、前方からスキャンプの群。5匹です」

「…早速来やがったな。始めるとしよう」







77-03

「俺の名はオブリビオンには届いてないか!
死にたくなければ道を開けろ!」





***






「敵増援!まだ来ます!」

「友が突入してからどれほどか!?」

「5分経過!あと15分で敵、攻城兵器出現します!」






77-04

一方その頃、連合軍vsドレモラ軍の戦いは更に激しさを増し、大乱戦となっていた。
既に陣形や戦術は崩壊し、目の前に敵が入れば斬る、背中を見せれば斬られる
泥沼の様相を呈していた。


「うろたえるな!彼ならばやってくれる!」


味方を鼓舞する為にマーティンが叫び、ジョフリーがそれに続く。


「深追いして孤立するな!常に固まって味方を背にして戦うんじゃ!」

「とはいえ、こんなのいつまでも続かないぜ」



と愚痴をこぼしたのはシュイディンハルの衛兵長オーリックだった。


「このままじゃジリ貧だ!こんなムチャクチャな戦い方してたら20分ももたねえぜ!」

「落ち着けよ、20分もてば充分」



悲鳴をあげるオーリックを諌めたのは茨騎士団の副団長で同郷のブレマンだった。


「タイムリミットまで充分ある。それまでには終わるから安心しろ」

「へっ、クヴァッチの英雄だか知らないが随分信頼してるんですね」



言い方に毒があるのは茨騎士団が未だにシュイディンハル兵に信用されてないからだろう。
無理もない、とブレマンはため息をついたが、彼の主は元気に反発した。


「当たり前だ!何せ彼らは油断から窮地に陥った我々を助けたのだからな!」

「ファルウィル」

「ブレマンの言う通りだ。やる気が無いなら下がっていろオーリック!」

「何だと!?伯爵のご子息とはいえ聞き捨てなりませんなぁっ!?」

「お家騒動は他所でやれっ!」



揉めている2人を一喝したのはマゾーガだった。


「貴様らは誰の呼びかけでここに集った!
騎士を名乗るなら同胞を最後まで信じよ。ここにいる誰もが奴らの強さは知っている筈だろう!」

「そーゆーことよ。信じる者は救われるってネ」



彼女の言葉に被せる様にター=ミーナが同意の言葉を述べる。


「あの子達が中でキバってるのにアタシ達だけ逃げようなんて騎士の名折れって言うんじゃないの?」

「その通り!」



そう叫んだのはバードだ。


「この場を死守するほか我らに明日はない!彼らを信じて待つんだ!」

「まぁアンタの国だし逃げ場ねーもんな」



先程斬り倒したスキャンプの血を振り払いながら、ボーラスがおどけた。


「ま、俺たちも似たようなモンか」

「ですな。ブルーマと殿下のお命、共に守ってみせましょうぞ!」

「期待してるぜ、バード隊長」



2人は顔を見合わせてニヤリと笑い、新たな敵を求めて地を蹴った。














***














77-05

「ダーイ!」

「うっとおしいっ!」



狭い螺旋塔の通路でメイスを構えたドレモアが道を阻む。
俺が斬りかかるとドレモアはメイスを斜を構え、攻撃を防ごうとしたが、
俺は構わずにそのままメイスに北風を思いっきり叩きつけ、そのまま全体重をのせた
体当たりをかました。


「ガァッ…!」

「落ちろッ!」



よろめいた所にすかさず、ダメ押しの蹴りを叩きつける。
完全にバランスを崩したドレモアはそのまま螺旋状の通路から足を踏み外し、
塔の最下層へ落下していった。


「エキドナ」

「清浄なるマナ、立ち上がる者に癒しあれ」



エキドナの手の平から溢れ出た光が俺を包む。
道中傷付けられた箇所が癒されていくのを感じた。


「…反応は?」

「近いです。おそらくこの先にシジルストーンがあるものかと」

「間に合ったか――」




重たい身体を引きずり、最上層の扉を開く。
回復魔法は傷を癒す事は出来ても、疲労感までは癒せない。
精神もスタミナも現界に近付きつつあった。






77-06

今まで以上に強敵が首を揃えて待ち構えているものばかりと思っていたが、
最上層は恐ろしく静かだった。

俺たちは遂にグレート・シジルストーンの前まで辿り着いたのだ。



「こいつさえ手に入れれば…」

「…っ!?マジェラッ!!」



エキドナの叫び声に俺が振り返ったのと、目の前を赤い旋風が遮ったのは同時だった。



ガキィッ!!





77-07

「―――エキドナッ!」

「大丈夫…です。ですがこれは…」

「我が斬撃を良くぞ受けきった。だが動けまい。我が一撃はオーガの骨すら粉砕する」

「貴様は――――」



















77-08

「良く辿り着いた。死の定め持つ者の英雄。貴様と出会う日を心待ちにしていたぞ―――」

「貴様は」

「ただのドレモラの闘将のひとり。貴様にはそれで充分ではないか」



兜ごしに、ドレモラは俺を覗き見る。





77-09

「我らが相容れぬ存在ならば、な―――」


全身を射抜く様な視線に、ぞくりと鳥肌が立つのを感じた。
こいつは、今までの連中とは格が違う・・・!


「…貴様はGanonahでシジルストーンを破壊したな」

「ギャノアー?何の事だ?」

「…貴様らの言葉ではクヴァッチ、と言ったか?あの戦いに我が部族も参加していたのだ」

「…!」



どうやらクヴァッチを襲ったオブリビオンゲートを指しているらしい。
ドレモアはどれもみな気ままに暴力を振るう悪魔の様な存在だと思っていたが、
彼らにも秩序だった部族や集団などが存在している様だった。


「スキャンプに似合いなつまらぬ仕事で終わる筈であった。
…だが、お前の速やかな報復は我が同胞たちの賞賛を得たのだ。
定命の者があの様に決断し名誉ある行いを為すとはな」

「…つまらない仕事だって?」

「我が部族が血と肉以上に渇望するは我が身を削るほどの闘争。
あんな物は我らにとって児戯に等しい」







77-10

「・・・聞き捨てならねぇな」

「よろしい。憎悪は貴様をより極上の獲物にするであろう。
さぁ、我が渇きを満たせるか、死の定め持つ者よ!」



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テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/09/04(金) 14:47:08|
  2. RP小説-メインクエ篇
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Author:天気輪
天気輪(てん・きりん)

PS3版をプレイ後、
PC新調を機に2009年6月から
TES4 oblivionを開始。

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